QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2023/11/21)
・サマリー
企業価値研究所は、24/3期通期の連結営業利益予想を1兆2000億円→1兆2800億円(前期比64%増)へ小幅増額する。品質関連費用など一過性費用の計上を反映したが、下期以降の為替レートの前提を1ドル=140円→145円と円安方向に変更したほか、値上げ効果などによる北米拠点の収益性改善を評価した。営業利益で過去最高を更新する見通し。会社側は、26/3期に営業利益率7%を目標に掲げるが、当研究所は1年前倒しの25/3期にも達成可能とみた。GMとのBEV(電気自動車)量販車両の共同開発を中止したが、ホンダ独自のBEV専用プラットフォームを開発中であり、BEVのモデル投入スケジュールに影響は生じないとみている。
・アナリストの投資判断 ~利益は拡大局面に入ったと判断、上値余地は依然大きいとの見方を継続
直近の株価に基づく翌25/3期の当研究所予想PERは7倍。過去60カ月の平均PER9倍との比較では引き続き割安感がある。今期以降、営業利益は拡大局面に入ったと判断、株価の上値余地は依然大きいとの見方を変えない。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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