国内公募投資信託の純資産総額(残高)が200兆円を突破した。QUICK資産運用研究所の推計で1月末に208兆3613億円となり、前月末を11兆4543億円上回った。3カ月連続で増加し、過去最高を更新した。
1月は国内株式市場で日経平均株価が大幅に上昇し、約34年ぶりの高値圏で推移した。米国株式市場では、ダウ工業株30種平均やS&P500種株価指数が最高値を更新。国内外の株式で運用するファンドが大きく値上がりし、投信全体の残高増加につながった。また、1月から新しい少額投資非課税制度(NISA)が始まり、国内公募の追加型株式投信(ETFを除く)に月間で約1.3兆円(QUICKの推計値)の資金が流入したことも寄与した。