国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF=を除く)の資金動向は、1月に設定額から解約・償還額を差し引いて1兆2794億円の資金流入超過(QUICK資産運用研究所推計)だった。前月の3053億円(確報値)を大幅に上回り、2007年8月(1兆4874億円)以来16年5カ月ぶりの高水準となった。資金流入超過は8カ月連続。
1月にスタートした新しい少額投資非課税制度(NISA)を利用して、投資信託を購入する動きが広がったとみられる。「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や同じシリーズの「米国株式(S&P500)」など、NISAで人気のファンドへの資金流入が目立った。