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三井住友フィナンシャルグループ(8316) 堅調な収益動向踏まえ最高益更新見込む当研究所予想を据え置く

QUICK企業価値研究所アナリスト 柊宏二(2024/02/21)

・サマリー
 24/3期3Q累計の連結純利益は7928億円と前年同期比4%増加し会社通期目標9200億円に対し86%の高進捗に。企業価値研究所は会社目標の超過達成を見込む通期連結純利益予想9400億円を据え置く。堅調な本業収益や4Qの追加損失リスク等を総合的に勘案した。当研究所の25/3期、26/3期の利益予想も日銀の政策修正の確度等を勘案し据え置く。国内金利の上昇効果やグループ会社収益の成長等により最高益更新の継続を見込む。CET1比率は運営目標のレベルで推移。24/3期は上期決算時に期初の増配計画を増額、1500億円相当の自己株取得も実施する方針。株主還元は高水準が続く見込み。

・アナリストの投資判断 ~引き続き堅調を維持し上値を試す展開を予想
 株価は直近でも上昇し08年以来の高値圏で推移する。株価指標の割安感は薄れたが、株高要因となってきた日銀の金融政策修正や金利上昇、設備投資拡大等による銀行収益改善への期待は当面継続する見込み。最高益更新や株主還元強化へ期待等も下支えとなり、株価は引き続き堅調を維持し、上値を試す展開が続くとみる。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

柊 宏二

シニアアナリスト

金融(銀行)・機械セクター、投資戦略、マクロ経済担当

 

【プロフィール】

一橋大学経済学部卒業。三和銀行(現三菱UFJ銀行)に入社後、支店勤務を経て銀行系シンクタンクの三和総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング)に出向。マクロ経済調査などに従事する。銀行に復職し大企業審査、企業再生などの業務担当を経て、06年に当社入社。銀行を中心とした金融セクターの調査に加え、製造業(機械中心)の調査、投資戦略、マクロ経済調査、なども担当する。顧客向けセミナー・研修・勉強会講師の実績多数。

 

日本証券アナリスト協会検定会員

日本証券アナリスト協会ディスクロージャー研究会 銀行評価実施アナリスト


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