大和アセットマネジメントが運用する「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」の純資産総額(残高)が3000億円を割り込んだ。3月1日の残高は2999億円だった。3000億円を下回るのは2020年8月以来、3年7カ月ぶりとなる。
同ファンドは国内の不動産投資信託(REIT)に投資し、「東証REIT 指数(配当込み)」に連動する運用成果を目指す。運用実績がもうすぐ20年を迎えるロングセラーファンドで、国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF=を除く)の国内REIT型のなかでは2番目の大きさ。
1日時点の1年リターンはマイナス3.35%だった。かつては高い分配金の支払いで人気を集めていたが、国内外の長期金利の上昇で運用成績が悪化し、分配金も減額されて投資妙味が薄れたことなどから足元は資金流出が続いていた。