QUICK Money Worldでは、QUICK端末で配信している上場予定企業の銘柄概要をまとめた「IPOレポート」を公開しています。今回は東証グロースに3月28日に新規上場する、情報戦略テクノロジー（155A）の概要を紹介します。
「０次システム開発」で企業のＤＸを支援
大手企業のデジタルトランスフォーメーション（ＤＸ）を支援するためのシステム開発を手掛ける。ＩＴ業界で多くみられる多重下請け構造での開発ではなく、顧客とエンジニアが提案・相談を繰り返しながら協働して開発するのが特徴。１次請けを超えるという意味で「０次システム開発」と呼んでいる。
いわゆる「アジャイル型」の開発手法で、詳細な要件定義が必要なく、開発・改善の速度を上げられコストも抑えられるという。ＩＴコンサルティングからシステム開発まで一気通貫で対応できるのも売り物。「０次システム開発」の取引先は2022年時点で99社あり、業種はＩＴサービスや金融、人材サービスなど幅広い。
１次請け企業が外部の委託先を募集したり業務を受発注したりするのに使えるプラットフォーム「ＷｈｉｔｅＢｏｘ」も提供している。無償利用顧客を含む総会員数は1839社にのぼる（23年９月末時点）。
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