QUICK Money Worldでは、QUICK端末で配信している上場予定企業の銘柄概要をまとめた「IPOレポート」を公開しています。今回は東証グロースに4月11日に新規上場する、ハンモック（173A）の概要を紹介します。

ＩＴ資産管理・営業支援・データ入力の３分野で顧客業務を効率化

企業の業務を支援・効率化するシステムやクラウドサービスを開発・販売する。具体的には「ネットワークソリューション」「セールスＤＸソリューション」「ＡＩデータエントリーソリューション」の３事業を手掛ける。

主力のネットワークソリューションは、企業内のパソコンやネットワークといったＩＴ資産や情報セキュリティー対策を統合的に管理できるソフトウエア「ＡｓｓｅｔＶｉｅｗ」シリーズを提供。目的ごとに別のツールで管理するのに比べ手間を大きく省けるという。

セールスＤＸソリューションは取引先の名刺など企業内に点在する営業情報を一元管理し顧客データベースをつくれるツールなどを扱う。ＡＩデータエントリーソリューションは人工知能（ＡＩ）を搭載した光学式文字読み取り装置（ＯＣＲ）で手書きや印刷された帳票などをデジタル入力するソフトを提供している。

製品には顧客企業が自社サーバーに組み込むオンプレミス型と、クラウドサービス型がある。2023年３月末時点の契約社数は2957社で、総務省など官公庁のほかパナソニックホールディングス（6752）や武田薬品工業（4502）といった大手も取引先に名を連ねる。

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