QUICK Money Worldでは、QUICK端末で配信している上場予定企業の銘柄概要をまとめた「IPOレポート」を公開しています。今回は東証グロースに6月5日に新規上場する、アストロスケールホールディングス(186A)の概要を紹介します。
宇宙スタートアップ、デブリ除去技術を世界で研究開発
人工衛星を使ってスペースデブリ(宇宙ごみ)を除去したり他の衛星に燃料補給したりするサービスを研究開発する宇宙スタートアップ。宇宙を漂う物体に安全に接近して捕獲する「RPO技術」をコア技術とする。宇宙利用の急拡大からデブリは今後増加が見込まれており、衝突回避対策を急ぐ内外政府や宇宙機関などからの受注を目指す。
寿命を終えた衛星のようなデブリの除去のほか、稼働中の衛星の燃料補給や軌道修正、故障機や物体の観測・点検サービスなどを想定する。2030年までの事業化を目指し、日本のほか英・米・フランス・イスラエルの拠点で調査研究や実証実験、政府の補助金獲得を進めている。
世界初のデブリ除去技術実証衛星「ELSA-d」やデブリ観測衛星「ADRAS-J」の打ち上げに成功済み。今年4月には宇宙航空研究開発機構(JAXA)が進める大型デブリ除去実証の民間事業者に選定されたほか、世界で初めてデブリから数百メートルの距離まで接近し画像撮影に成功したと発表した。
大蔵省(現財務省)出身の岡田光信社長が13年にシンガポールで創業し、18年に日本で法人化した。
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