半導体ビジネスの特徴は、高い技術力を必要としつつも、極めて市況性が高いことだ。1990年代以降の約30年間において、大きな山を7回、谷を6回経験してきた。半導体メーカーで勝ち残ったのは、多くのケースにおいて不況期に積極的な投資を行った企業と言えるのではないか。
半導体の市況性は、限られたプレーヤーによる寡占状態ながら、有力企業が投資合戦を繰り広げる業界の特性によると考えられる。
もっとも、そうした寡占体制下の設備投資合戦から距離を置いているのが台湾積体電路製造(TSMC)と米エヌビディア(NVIDIA)だ。
TSMCはファウンドリー(半導体受託生産会社)として世界シェアの60%程度を握り...
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