QUICK Money Worldでは、QUICK端末で配信している上場予定企業の銘柄概要をまとめた「IPOレポート」を公開しています。今回は東証グロースに6月28日に新規上場する、ロゴスホールディングス（205A）の概要を紹介します。
ＤＸを活用した地域密着住宅メーカー、地方工務店をＭ＆Ａ
北海道・東北を中心にグループ全体で28拠点を有する注文住宅販売業者。土地や気候に合わせた建築と手の届く価格を武器に2023年の北海道札幌市の住宅建築確認申請数で１位を獲得した（北海道住宅通信社調べ）。連結子会社のロゴスホームが売り上げの約６割、豊栄建設が約３割を占め、共に注文住宅を主軸に事業の中核を担う。ロゴスHDは旧ロゴスホームが上場を目指すにあたり、投資先とともに経営課題に取り組んでいく手法を採用する投資ファンド、エンデバー・ユナイテッドが経営参画したことで組織再編され2020年に設立された。
デジタルマーケティングや「移動時間をゼロにする家づくり」をテーマにオンライン対応や施工管理アプリを活用するなどＤＸ（デジタルトランスフォーメーション）でコスト削減と生産性向上を実現している。また全国の地方工務店のＭ＆Ａ（合併・買収）によって市場シェアの拡大を目指す。連結子会社のROOTLINKはＤＸサービスを後継者不足の問題に直面する地方工務店に提供し、地域密着の家づくりを支援している。
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