【QUICK Market Eyes 中山桂一】フランスの政局不安が地域的に遠く離れた日本市場に影を落とす。前週末の欧州株安が波及し、6月17日に日経平均株価は一時800円超も水準を切り下げた。フランスでは6月30日に下院選の1回目の投票、7月7日に2回目の投票を控え欧州発の政治不安で一喜一憂する展開となりそうだ。目先は日本固有の事象として需給状況も悪い時期に入る点にも留意が必要だ。
■影落とすフランスの政局不安
「フランスの政局不安さえ起きなければ日本株に強気の見通しでしたが、しばらくは欧州不安から日本株も上値の重い展開になる可能性がある」――JPモルガン証券の高田将成クオンツストラテジ...
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