【QUICK Money World 辰巳 華世】投資成功の秘訣!――気になりませんか? 今回、QUICK Money Worldでは「QUICK Money World投資行動アンケート2024」にお答えいただいた個人投資家の方のなかから、3名の方にインタビューにお答えいただきました。投資成功者の投資スタイルや銘柄の選び方、成功談から失敗談、今気になっている具体的な銘柄まで詳しくお話を聞きました。成功者のインタビューは今後の投資活動に役立つ情報が盛りだくさんです。インタビュー記事から多くのことを学び、自身の投資に役立ててみましょう!
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30万から3億円に――バリュー投資で39年
■Bさん(60代・男性)QUICK Money World会員で投資成功者のBさん。会社員をしながらの兼業投資家です。個人投資家として39年の資産運用経験があります。30万円だった資産を3億円以上に増やした凄腕投資家です。昔から投資には興味があったそうで新聞や雑誌から気になる銘柄をリストアップし、30万円の元手で大日本インキ化学工業(現在のDIC、4631)を証券会社の店頭で買ったのが投資の始まり。 始めて半年程度で、今の投資スタイルである「バリュー株中心の逆張りスタイル」に辿り着きました。最初のうちは特にPER(株価収益率)に重きを置いて銘柄を抽出してきました。最近では、PERとPBR(株価純資産倍率)の掛け合わせや移動平均線との乖離にも注目して銘柄を選んでいます。移動平均線は1ヵ月程度の期間を選択し、「値下がりしているものを発見するツール」として活用しています。 |
バフェットより早く商社株に注目! 投資の成功談・失敗談
Bさんの投資の成功談の一つに商社株があります。Bさんの銘柄選別の基準の一つはPER分析です。商社株には初めから注目はしていましたが、バブル期にはまだPERが70倍前後と高い水準で推移していました。時代とともに商社がトレーディング事業だけでなく事業投資を加えた両輪へとビジネス転換し始めると、商社を取り巻く環境が一変します。業績が改善しPERも低下。Bさんは今後の商社事業への独自分析も踏まえ、商社株が割安に放置されていると判断しこの段階で商社株へ投資をしました。Bさんは、「国内の機関投資家は当時の商社株が割安に推移していることに何かと理屈をつけて買わなかった。商社が評価されるまで時間がかかりました」と振り返ります。
Bさんの投資哲学の一つに、「強い信念」があります。一般的に人々の心理が渦巻くマーケットには群集心理が起こり時に非合理的な動きをすることがあります。Bさんは、「群集心理に飲み込まれないようにすること」を大切にしています。世間とは反対の動きを取る形になるので、「材料や事実に裏付けされた強い信念」が必要と話します。
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