アライアンス・バーンスタインが運用する「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」は、8月の資金流入額が795億円(推計値)となり、設定来で月間最高額を記録した前月7月(1686億円、確報値)と比べて半減した。8月上旬の株価急落のタイミングで一時的な解約が出たり、その後も新規の買いが入りにくかったりしたとみられる。
同ファンドは2014年9月16日に運用を開始し、今月で運用開始10年を迎える。24年8月末時点の純資産総額(残高)は2兆7999億円と、国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF=を除く)で3位の規模をほこる。成長性が高いと判断される米国の株式に投資するアクティブ型(積極運用型)で、毎月決算を行い、決算期末の前営業日の基準価額に応じて分配金が決まる予想分配金提示型。
新NISA(少額投資非課税制度)の対象外だが、高い分配金の支払いなどから個人投資家の支持が高い。8月は資金流入ペースが落ちたものの、ETFを除く国内公募追加型株式投信の中では3番目に多かった。