10月の市場展望 複数の大型ＩＰＯ観測、需給の緩み警戒
【日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ） 池田幹】10月は複数の大型新規株式公開（ＩＰＯ）が見込まれている。まず半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス（ＨＤ、旧東芝メモリ）だ。時価総額は1兆5000億円超と2024年最大のＩＰＯになる見通し。10月下旬に上場と伝わる東京地下鉄（東京メトロ）も、時価総額が7000億円規模の大型案件と予想されている。大型ＩＰＯは日本株への関心を高めるきっかけとなり得る半面、需給の緩みが強く意識される面もあり、株式相場が戻りを試す上でハードルとなりそうだ。
キオクシアは20年にも東京証券取引所が上場を承認したが、米中貿易摩擦にメモリー市況の悪化が重なり、直前で上...
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