【QUICK Market Eyes 本吉亮】10月8日の東京株式市場で、金型部品製造・販売のパンチ工業(6165、スタンダード)が大幅続伸。ミスミグループ本社(9962)との資本業務提携を好感した買いが入ったようだ。
パンチは7日、同業のミスミGと資本業務提携すると発表した。パンチの保有する高度な精密加工技術と顧客ニーズへのきめ細かい対応力、ミスミGの持つ先進的なデジタル技術とグローバル確実短納期の供給力の強みを最大限活かす。自動化装置やその周辺部品、金型用部品に限らず、標準品から特注品までの幅広い金属加工分野全般で、互いの得意分野の商品の相互供給や物流インフラの有効活用などを通じて相互に補完・強化しながら成長・発展を目指す。
資本面ではミスミGを割当先とする300万株の第三者割当増資(1株当たりの発行価格は423円)を実施する。調達資金の12億円は特注品領域の加工工程改善のための設備投資などに充当する。