野村アセットマネジメントが運用する「のむラップ・ファンド(普通型)」の純資産総額(残高)が初めて5000億円を突破した。前週末15日時点の残高は5012億円。
このファンドは2010年3月に設定され、運用実績は15年近くに及ぶ。複数の資産に分散して投資するバランス型の人気シリーズ「のむラップ・ファンド」の1本で、リスク水準の異なる5本の中で残高が最も多い。国内公募の追加型株式投資信託のバランス型(QUICK独自の分類)では残高順位が2番目。1位の「セゾン・グローバルバランスファンド」(15日時点の残高は5232億円)との差を縮めつつある。
「のむラップ(普通型)」は新NISA(少額投資非課税制度)の成長投資枠対象で、制度がスタートした年初から資金流入の勢いが増した。11月15日時点の1年リターン(分配金再投資ベース)は13.9%。好調なパフォーマンスと資金流入が残高増加に寄与した。
◇のむラップ・ファンドのサイト(野村アセットマネジメント)