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マツダ(7261) 米国での競争激化を踏まえ、当研究所予想を会社修正計画まで減額

QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2024/11/28)

・サマリー
 会社側は、25/3期の連結営業利益計画を2700億円→2000億円(前期比20%減)へ下方修正。前期に続き過去最高益更新を目指していたが一転、2割の営業減益となる見通し。日本等での販売減、米国での販売奨励金の増加などを反映した。企業価値研究所も、米国での競争激化を踏まえ会社修正計画まで予想を減額する。26/3期以降は、HEV(ハイブリッド車)の投入効果などから利益の回復を予想するが、米国での厳しい販売環境継続を想定、24/3期の過去最高益水準に戻るのは27/3期とみている。

・アナリストの投資判断 ~株価指標面で割安感が強い。当面の上値は重いとみるが中期的には持ち直す展開を予想
 直近の株価に基づく翌26/3期の当研究所予想PERは3倍。過去60カ月(大幅に業績が悪化した20/3期と21/3期を除く)平均のPER8倍との比較では、割安感が依然強い。予想配当利回りも5%後半と訴求力はあるとみる。米国での競争激化で当面の株価の上値は重いとみるが、中期的には株価指標面での割安感から緩やかに持ち直す展開を予想する。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

小西 慶祐

シニアアナリスト

自動車・自動車部品セクター、投資戦略担当

 

【プロフィール】

早稲田大学政治経済学部卒、在学時には、早稲田大学ア式蹴球部所属。国際証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)入社。みずほ信託銀行を経て、現在に至る。
体育会系で培った足腰の強さを武器に、数値分析だけでなく、個別取材や国内外での工場視察といったフィールドワークによる「生の情報」を大事にしながら、対象企業を判断することを信条とする。また、セルサイドとバイサイドをともに経験したことを糧として、弊社の特長である中立・公正な立場でレポートを執筆することを心がけている。

 

日本証券アナリスト協会検定会員

日本証券アナリスト協会 ディスクロージャー研究会 自動車・同部品・タイヤ専門部会 評価実施アナリスト


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