【日経QUICKニュース(NQN)】12月2日午後の東京株式市場で日経平均株価が一段高となり、上げ幅が300円を超える場面があった。日経電子版が2日13時すぎ、厚生労働省が「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)を通じて運用する資産の利回り目標を現在よりも0.2%引き上げる方針を明らかにした」と報じた。GPIFは現在、国内債券、外国債券、国内株式、外国株式をそれぞれ25%ずつ組み入れて運用をしている。市場では「運用利回り目標の引き上げを受けて、株式の割合を増やすのではないかとの思惑で株式需給の引き締まりが意識されたようだ」(国内大手証券)との声があった。