【QUICK Money World】2025年が始まりました。今年の金融マーケットはどこに向かうのか、QUICK Money Worldではこれまで大手金融機関各社や専門家の予想を記事やセミナーでお届けしてきました。以下に関連記事をまとめましたので、25年の株式投資・資産運用の参考にご活用ください(一部、有料記事を含みます)。
日本株の見通し 最高値更新を期待、リスクも
2024年の日経平均株価は7月に最高値を記録したあと、8月に過去最大の下げ幅を記録するなど波乱の展開となりました。国内上場企業の業績拡大や企業の株主還元強化を背景に、24年に続く最高値更新への期待は高まっているものの、トランプ次期米大統領の出方など不透明要因がリスクとして警戒されています。
▶25年の日本株「関税や円高リスク警戒」 日経平均は4万0500円程度―UBSの小林氏
UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメントがメディア関係者向けに開催したセミナーの内容をまとめました。日本株のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)は悪くないものの、3つの政治リスクが焦点になるといいます。
▶25年末の日経平均「4万6000円に上昇へ」 内需が株高ドライバーに―シティの阪上氏
一方、より強気な見通しもあります。シティグループ証券は、25年の日本株は年後半に上昇基調を強め、最高値を更新すると予想。内需セクターが相場を押し上げるとみています。
▶25年相場を斬る 日本株「中国関連に再注目すべき」ブラックロックの地口氏
運用の専門家に25年の日本株投資戦略を聞きました。トランプ次期米政権の発足を前に米中対立の激化が懸念されるなか、中国関連株に強気の姿勢をとる理由とは?
▶来年の注目銘柄-バリュー、AI・半導体、防衛などに関心(日本株ストラテジー)
市場関係者26人に聞いた日本株の25年の見通しをまとめています。日経平均やドル円相場の見通しのほか、有望とみられる投資スタイル・投資テーマについても調査しました。
▶25年株式相場をテクニカル分析で先読み 「上値4万5000円前後」著名アナリスト3人に聞く
テクニカル分析の専門家3名に聞いた25年の日本株の見通しをまとめました。
※その他の関連記事
▶25年末の日経平均、4万1000~4万6000円 主要証券見通し
▶25年末は日経平均4万3500円を予想 「国内ポジティブ材料豊富」―BofAの圷氏
▶ゴールドマンの建部氏、25年の日本株「相対的に投資資金が向かいやすい」
▶日本株、年末に強含み来年も強気・今村の水間氏 化学セクターなど注目
▶大和の阿部氏、25年度末のTOPIX「3000~3300ポイント程度に」(日本株ストラテジー)
▶25年のIPO JX金属とビットバンクに注目、上場数は90社回復か
▶還元バブル、トランプ2.0で幕か 「あすへの増資は買い」の時代(永井洋一)
「トランプ大統領」再来の影響は
24年11月の米大統領選で勝利したドナルド・トランプ氏は、1月20日に3年ぶりに米大統領に就任します。大胆な関税引き上げなど米国や世界の経済に大きな影響を与える政策が実行される可能性があり、市場関係者もその動向に神経をとがらせています。
▶トランプ2.0、最大のリスクは「インフレ再過熱」 QUICK月次調査・株式
株式市場関係者131人を対象としたアンケートでは、トランプ次期米政権の世界経済への最大のリスクとして「インフレの再過熱」や「輸入関税による貿易の停滞」が挙がりました。記事では日本株への影響についての回答も紹介しています。
▶トランプ2.0を聞く 関税政策が25年後半以降の物価押し上げ・大和アメリカのワーサー氏
エコノミストのワーサー氏は、トランプ氏が打ち出す近隣諸国への関税引き上げが物価押し上げにつながる可能性を指摘します。その場合の米金融政策の見通しとは?
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▶野村の小高氏、トランプ米次期政権「市場にネガティブにはならない」
▶米国株、幻だったトランプラリー バリュー指数15日ぶりにようやく反発(米株ストラテジー)
▶2025年の米財政「大規模とならない可能性」 トップ10サプライズ ―米モルガン
米国株の見通し
2024年、「一人勝ち」とも言われるほどの力強い上昇を見せた米国株。25年の行方を占う材料として、トランプ次期大統領の政策や米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の動向が注目されます。
▶25年のAI半導体株 王者エヌビディアに挑むブロードコム マーベルも攻勢
米国株式市場を席捲するAI(人工知能)ブームは25年も続きそうです。この記事では、注目の米AI半導体株を比較・分析しています。
▶トランプ2.0期待、米株配分が過去最大 機関投資家調査
12月に機関投資家を対象に行われた調査で、米国株の投資を増やす動きが活発化していることが分かりました。トランプ政権による減税や規制緩和策に期待が集まっています。
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▶米ブロードコム株急伸、FANG指数最高値 来年はアルファベット有望か
▶割高な米株が「トランプ呪術」から覚める日 80年代とは違う(永井洋一)
▶米長期金利はリスク資産にとっての「危険ゾーン」に
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ドル円相場・金利の見通し
24年も止まらなかった円安・ドル高。25年の相場動向のカギは引き続き日米金融政策が握っています。日銀は利上げ、米連邦準備理事会(FRB)は利下げという方向性は変わらないとみられているものの、焦点はそのペースや時期です。米新政権の政策動向によっては、日米中銀とも動きにくい状況になる可能性もあります。
▶外為市場、2025年最大の注目テーマは? QUICK月次調査・外為
外為市場関係者70人を対象に、25年の日米金融政策の行方や外為市場の注目テーマについて聞いています。25年末時点の政策金利水準は、プロの間でも見方が割れました。
▶来年は円相場が陰の主役か 長期金利は00年以降で初の5年連続上昇へ
数年にわたって上昇傾向を保っている国内金利。25年もその基調が続くかどうかは、為替相場の動向がカギを握ると記事は指摘しています。
▶FRB、利下げ見通し半減「関税次第で25年1回も」
FRBは12月の会合で示した政策金利見通しで、来年の利下げ回数が従来予想の半分に当たる2回になると示唆しました。市場では利下げペース減速への警戒感が広がっています。
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▶日銀、1~3月は物価連動債も買い入れ減額か 市場観測
商品(コモディティ)見通し
▶25年相場を斬る 金「3000ドル超えも」米インフレを意識・ピクテの塚本氏
24年にも最高値を更新した金(ゴールド)相場。専門家からは、25年も旺盛な金需要は続き、節目の3000ドルを上回る可能性があるとの指摘が出ています。
海外経済の見通し
▶中国GDP、25年は4.4%に鈍化の予想 NQN・日経中国サーベイ①(Asiaウオッチ)
▶人民元、25年末予想は7.37元 07年末以来の安値 NQN・日経中国サーベイ②(Asiaウオッチ)
専門家を対象にした調査では、25年の中国は経済成長の鈍化と通貨安が予想されています。米中対立の再燃が警戒されるなか、中国経済の動向も注目される1年となりそうです。
セミナーで学ぶ専門家の見方
▶2025年のマーケット、専門家はどう見てる? 年末セミナーのポイントまとめ
QUICK Money Worldで24年末に開催した「セミナーウィーク2024」でも、さまざまな講師が来年の見通しについて講演しました。こちらの記事では全5回のセミナーの内容を取り上げています。アーカイブ動画もご案内していますので、ぜひお役立てください!
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あっ、そう。