◎会社概要
「住環境領域」「エネルギー領域」「資源循環領域」で事業活動を展開
同社グループは、一般家庭向け環境衛生、企業向け環境衛生、戸建住宅および企業・法人向けに太陽光発電システムの施工販売、産業廃棄物由来のプラスチックを燃料とする資源循環型発電、有機廃液の資源リサイクル等を行っている。
「住環境領域」はHS事業=戸建住宅向けシロアリ防除システム、床下・天井裏換気システム、リフォームなど=、ES事業=法人・事業主向けビル・マンションの給排水設備の保全対策、有害生物の防除など=、SE事業=戸建住宅・小規模建物向け太陽光発電システムなど=で構成。「エネルギー領域」はPV事業=法人向け太陽光発電システム、O&M(メンテナンス)、蓄電池システムなど=、新電力事業=事業者向け・家庭向け電力小売=で構成。「資源循環領域」は廃プラスチックの燃料化・発電、廃液の浄化・リサイクル、廃棄物業務一元管理システム販売など(環境資源開発事業)。
≫売上構成(24/3期連結、外部顧客への売上高): HS事業25%、ES事業6%、SE事業3%(以上「住環境領域」)、PV事業21%、新電力事業6%(以上「エネルギー領域」)、環境資源開発事業40%(「資源循環領域」)。
1975年、建築物等の防虫・防腐に関する管理および工事を目的として創業。白蟻防除を祖業とし、その後、産業廃棄物のリサイクル、太陽光発電事業と業容を拡大。また、住宅から都市空間、地球環境へと事業の対象領域を広げた。2025年4月から持株会社体制へ移行、商号を「サニックスホールディングス」へ変更する予定。持株会社「サニックスホールディングス」の傘下に、住環境領域を統括する100%子会社「サニックス」(新設)、エネルギー領域を統括する100%子会社「サニックスエンジニアリング」、資源循環領域を統括する100%子会社「サニックス資源開発グループ」が収まる見通し。
≫ビジネスモデル、事業戦略等
前24/3期から新中期経営計画(26/3期までの3カ年)がスタートしたが、24年5月、苫小牧発電所の売電単価低下、太陽光発電事業の売上計上時期の見直しを考慮し数値目標を下方修正。修正後の25/3期計画は売上高462億円(24/3期実績472億円)、営業利益17億円(同37億円)、EBITDA(営業利益+減価償却費)35億円(同54億円)。また、26/3期計画は売上高515億円、営業利益28億円、EBITDA49億円とした。しかし、以下の戦略投資を進めることにより、成長の好循環を生み出す方針を変えていない。(1)既存事業の拡大また新規事業のための設備投資(マテリアルリサイクルへの参入、廃棄物燃料化設備の増強・新設、苫小牧発電所の発電性能向上)、(2)研究開発投資(太陽電池モジュールのリサイクル実証)、(3)人的投資(高度専門人材の確保など)、(4)M&A・提携等。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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