【QUICK Market Eyes 弓ちあき】マツダ(7261)が急落。一時下落率は前週末比12%近くに達し、2022年3月以来、3年1カ月ぶりの安値を付けた。米関税影響を懸念した売りが引き続き膨らんでいる。東京外国為替市場で円相場が朝方に1ドル=144円台後半まで上昇する場面があるなど、円高進行による輸出採算の悪化懸念も重荷となる。
マツダはメキシコ工場でのメキシコ製部品の調達比率が高いため、関税強を受けやすいとみられている。関税分の追加値上げは避けられないとみられ、関税影響が長期化した場合には営業利益ベースで約1000億円のマイナス影響が出るとの試算もある。