【QUICK Market Eyes 永島奏子】4月8日の東京株式市場で、吉野家ホールディングス(9861)が大幅に反発している。前場に一時、前日比110円(3.81%)高の2993円50銭を付けた。7日、傘下の牛丼チェーン「吉野屋」で値上げを実施すると発表した。コメをはじめとした原材料価格の高騰や物流費、人件費の上昇を転嫁する。採算改善につながるとの見方から買いが優勢となっている。
10日午後2時より牛丼大盛の税込み価格は店内飲食740円となる。従来の696円から約40円値上げする。主力の牛丼並盛の価格は498円で据え置く。牛丼特盛やから揚げ丼、牛カルビ丼の価格も引き上げる。