12日に発表された6月の米消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で2.9%上昇し、2012年2月以来6年4カ月ぶりの大きな伸びとなった。食品とエネルギーを除いたコア指数は2.3%で、17年1月以来の高さだった。
11日発表の6月の米卸売物価指数(PPI)も前年同月比で2011年11月以来の伸びを記録するなど、物価の上昇基調は続いており、連邦準備理事会(FRB)は緩やかな利上げを継続するとみられている。
CMEのFedWatchツールによると、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率は87%、12月までに2回以上利上げする確率は56%程度になっている。(池谷信久 )
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