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弱気モードの日本株 指標は「買い」だが、じわり手を引く海外勢

記事公開日 2018/11/20 10:03 最終更新日 2018/11/20 10:38 日経平均VI 海外投資家 QUICK Market Eyes

「まだ欧州金融機関の富裕層部門を中心に、日本を含む世界の株式のウエートを落とす動きが続いている。デリバティブでヘッジしているフローもみられない」

ある市場関係者がこうささやく。日経平均株価の値動きが大きくなる中で日経平均ボラティリティー・インデックスは高止まりする一方、株安に備える日経平均プットオプション建玉(全限月)の積み上がりは鈍く、現物をたんたんと売っている様子がうかがえる。

■日経平均VIの推移(グラフ赤、左軸)とプットオプションの総建玉(グラフ青・右軸、単位枚)

みずほ証券チーフ株式ストラテジストの菊地正俊氏らは前週、シンガポールや香港のヘッジファンドなどと会合を持った。

関心が高かったのは電力・ガス、食品、小売などディフェンシブ株。「弱気のセンチメントを暗示した」と指摘する。「欧米のマクロファンドの買い戻しで株価が戻ったタイミングでショート・ポジションを積み上げたい」といった声もあったという。

こうした弱気モードを反映してか、米国市場に上場する日本株のETFからは、ついに資金が抜け始めた。

■米上場の日本株ETFの資金流出入

(青い棒グラフ、左軸。単位百万ドルでマイナスは資金流出超。グラフ赤は日経平均株価、右軸)

11月12~16日の週は7週ぶりに資金流出超となり、流出超額は3億5100万ドルとなった。ゴールドマン・サックス証券の顧客フローでも、売買シェアが大きい米系短期投資家や欧州投資家などは、売り優勢だった。

乱高下が続く中、じわじわと水準を切り下げている日経平均株価。投資指標面でみれば皆が「買い推奨」だが、買い手がいなければ株価は上がらない。いま少し、我慢の相場が続きそうだ。(松下隆介)

※QUICKエクイティコメントで配信したニュースを再編集した記事です。QUICKエクイティコメントは、国内株を中心に相場動向をリアルタイムでLIVE解説するQUICKのオプションサービスです。

 


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