開示会社:焼津水(2812)
開示書類:2024年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
開示日時:2024/05/09 16:00
<決算スコア> -0.76
<業績データ>
発表期 2024/03
種別 通期
売上高(百万円) 13,250
前期比 +3.3% ○
会社予想比 +4.7% ○
営業利益(百万円) 145
前期比 -55.9% ●
会社予想比 +52.6% ○
経常利益(百万円) 191
前期比 -51.2% ●
会社予想比 +41.5% ○
純利益(百万円) 104
前期比 -61.2% ●
会社予想比 +38.7% ○
実績年間配当(円) 10.00
予想年間配当(円) -
<要約>
2024年3月期の連結業績は、売上高が前期比3.3%増の132億5000万円、営業利益が同55.9%減の1億4500万円、経常利益が同50.9%減の1億9100万円、純利益が同60.9%減の1億400万円だった。
食品業界においては、外食需要がインバウンド需要も相まって回復しており、食料品消費支出についても回復傾向がみられている。
2027年3月期までの中期経営計画に基づき、「価値創造の加速」を経営ビジョンとして、安全・安心の向上、国内事業(調味料、機能性)の強化、海外展開の加速、新たな事業分野の創出の4つの基本戦略へ経営資源を投入している。連結売上高については、水産物セグメントの売上高は減少したものの調味料、機能食品及びその他セグメントの売上高が増加したことから、増加となった。利益面については、販管費の経費削減のほか、製造コスト上昇に伴う販売価格の改定や生産性改善への取組みを行っているものの、原材料価格等の上昇や取引先との値上げ交渉の妥結の遅れに伴い採算性が悪化したことから、連結営業利益は減少となった。
調味料は、加工食品メーカー向けの液体調味料や粉体調味料の製造販売及び各種香辛料の製造販売に関するセグメントである。市場伸長が高い昆布・エビ調味料の販売強化や販売価格の改定に取り組み、液体調味料、粉体調味料の売上高が増加した。調味料セグメントの売上高は、68億4800万円(前年同期比2億7700万円、4.2%増)となった。セグメント利益は、原材料価格等の上昇や取引先との値上げ交渉の妥結の遅れにより採算性が悪化したほか、販管費の増加により4億1600万円(700万円、1.8%減)となった。
機能食品は、機能性食品素材及び機能食品の製造販売に関するセグメントである。機能食品は主力商品の苦戦が続いているものの、機能性食品素材は注力素材であるアンセリンが堅調に推移したことから売上高が増加した。機能食品セグメントの売上高は、27億2000万円(6100万円、2.3%増)となった。セグメント利益は、健康食品通信販売に係る広告宣伝費等の減少により販管費は減少したものの、原材料価格の上昇や団地工場のリニューアルに伴う減価償却費の増加等により採算性が悪化したことから、4億1600万円(5000万円、10.8%減)となった。
水産物は、冷凍鮪の原料販売及び加工製品の製造販売に関するセグメントである。中国向け海外販売が減少したほか、国内向けでは消費の低迷により外食・量販中心に販売数量は伸び悩み、低調な販売となった。水産物セグメントの売上高は、23億4800万円(1億7300万円、6.9%減)となった。セグメント利益は、運賃等の販売経費や光熱費、修繕費等でコスト削減を図ったが、原料原価高や売上高の減収等により、400万円(3400万円、89.6%減)となった。
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【決算スコアについて】
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スコア算出にあたっては、発表内容を(1)前の期の実績(2)直近の会社予想(3)市場予想(QUICKコンセンサス)--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
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