開示会社:岩谷産(8088)
開示書類:2025年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
開示日時:2024/08/09 16:30
<決算スコア> +0.52
<業績データ>
発表期 2024/06
種別 1Q
売上高(百万円) 197,519
前期比 -2.2% ●
営業利益(百万円) 8,419
前期比 -1.1% ●
経常利益(百万円) 15,038
前期比 +41.7% ○
純利益(百万円) 11,601
前期比 +61.8% ○
予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 902,000
前期比 +6.4% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -0.4% ●
営業利益(百万円) 52,700
前期比 +4.1% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 0.0%
経常利益(百万円) 72,800
前期比 +10.0% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 0.0%
純利益(百万円) 54,000
前期比 +14.0% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 0.0%
予想年間配当(円) 32.50
<要約>
2025年3月期1Qの連結業績は、売上高が前年同期比2.2%減の1975億1900万円、営業利益が同1.1%減の84億1900万円、経常利益が同41.7%増の150億3800万円、純利益が同61.7%増の116億100万円だった。
2028年3月期を最終年度とする中期経営計画「PLAN27」に基づき、基本方針である「社会課題解決」と「持続的成長」に向けた事業拡大に取り組んだ。水素エネルギー社会の実現に向けては、トラックターミナル内の水素ステーションとしては国内初となる岩谷コスモ水素ステーション平和島を開所した。東京都内に新たに商用車向け水素ステーションの建設に着手するなど、水素需要の拡大に取り組んだ。同敷地内にて輸入と充填・配送を実施することで物流の効率化を図り、関東・首都圏エリアでの供給体制と収益力の強化を図る。
総合エネルギー事業は、LPガスの輸入価格が前年同期を上回り、販売価格が上昇したことに加え、工業用LPガスの販売数量が堅調に推移し、増収となった。利益面においては、LPガスの収益性が小売部門では低下した一方、卸売部門では改善し、市況要因がプラス(前年同期比16億5800万円の増益)となり、増益となった。当事業分野の売上高は825億6700万円(56億600万円の増収)、営業利益は32億6700万円(16億6600万円の増益)となった。
産業ガス・機械事業は、エアセパレートガスについては、電子部品業界向けを中心に販売が堅調に推移した。水素事業は、宇宙開発向けに液化水素の販売数量が増加した。特殊ガスについては、アジアでヘリウムの市況が軟化し、収益性が低下した。機械設備については、自動車関連向け設備やガス供給設備の販売が減少した。当事業分野の売上高は603億7100万円(前年同期比18億1100万円の減収)、営業利益は32億8600万円(16億1300万円の減益)となった。
マテリアル事業は、エアコン向けを中心とする樹脂製品の売上が増加したことに加え、海外ミネラルサンド事業は自社鉱区での生産・販売が堅調に推移した。ステンレスや次世代自動車向け二次電池材料は、市況価格の下落や販売先での在庫調整の影響等により販売が低迷した。当事業分野の売上高は473億1600万円(前年同期比80億400万円の減収)、営業利益は25億2900万円(2億4000万円の減益)となった。
2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比6.4%増の9020億円、営業利益が同4.1%増の527億円を計画。
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【決算スコアについて】
企業の発表する決算や業績予想修正が、どの程度株価にインパクトを及ぼすかを統計的に算出した参考指標です。
スコア算出にあたっては、発表内容を(1)前の期の実績(2)直近の会社予想(3)市場予想(QUICKコンセンサス)--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
あくまで過去データに基づく統計的な値であり、個別事象の予測を目的としたものではありませんので、ご注意ください。
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