開示会社:アステナHD(8095)
開示書類:2024年11月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
開示日時:2024/10/11 15:00
<決算スコア> +3.48
<業績データ>
発表期 2024/08
種別 3Q
売上高(百万円) 42,077
前期比 +3.4% ○
営業利益(百万円) 2,001
前期比 +192.1% ○
経常利益(百万円) 2,015
前期比 +155.1% ○
純利益(百万円) 1,138
前期比 +444.5% ○
予想期(通期) 2024/11
売上高(百万円) 57,500
前期比 +10.6% ○
会社予想比 0.0%
営業利益(百万円) 2,000
前期比 +77.5% ○
会社予想比 +25.0% ○
経常利益(百万円) 2,000
前期比 +46.7% ○
会社予想比 +25.0% ○
純利益(百万円) 1,200
前期比 +3.3% ○
会社予想比 +50.0% ○
予想年間配当(円) 18.00
<要約>
2024年11月期3Qの連結業績は、売上高が前年同期比3.4%増の420億7700万円、営業利益が同192%増の20億100万円、経常利益が同155.1%増の20億1500万円、純利益が同442.3%増の11億3800万円だった。
2030年11月期に向けた中長期ビジョン及び2026年11月期に向けた中期経営計画を達成するため、更なる成長と企業価値の向上を目指して事業を推進した。HBC・食品事業において自社企画の化粧品と輸入化粧品の販売が好調だったこと、医薬事業において薬価の改定によるプラス影響に加え医療用医薬品や医療機関専売化粧品新製品の販売が好調だったこと、化学品事業において表面処理設備部門の受注件数が増加したことなどにより、売上高・営業利益ともに伸長した。セグメントの概況につき報告申し上げる。
ファインケミカル事業において、医薬品原料部門では、製品の製造販売は販売数量の増加と価格改定等の効果もあり、好調に推移した。輸入品等の商品販売において、ジェネリック医薬品向け原料や新薬向け中間体の販売に注力し、売上高は前年同期水準となったが、為替変動による原価上昇等により利益率は低下した。営業体制の拡充に伴う人件費増により、前年に比べて営業利益はやや低調に推移した。治験薬製造の効率性向上にも努め、受託案件の利益率の更なる引き上げに成功したほか、ペプチド基幹原料の「疎水性タグ」の販売を行い、ペプチド・核酸領域に存在感を示す海外のグローバルメガファーマ等から中分子原薬のプロセス開発案件の受注を増やすことができた。当事業全体の売上高は152億900万円(前年同期比3.6%増)、営業損失は1億1400万円(前年同期は1億3600万円の営業利益)となった。
HBC・食品事業において、食品原料部門では、一般加工食品向け機能性食品原料の取引が拡大する一方、機能性表示食品に対する不安の広がりによりサプリメント向け原料の需要が減少し、売上高は低調な推移となった。化粧品原料部門では、企画・インサイドセールス組織による顧客対応力強化と、営業効率化の成果により、売上、利益面ともに堅調に推移した。2023年11月に不採算であった一般用医薬品等卸売事業から撤退して売上規模を縮小したため、売上高が前年同期比で減少したが、営業利益は大幅に改善した。当事業全体の売上高は106億2200万円(前年同期比16.0%減)、営業利益は3億9800万円(前年同期比108.6%増)となった。
医療用医薬品部門では、2022年12月に発売したルリコナゾール軟膏・クリーム1%「イワキ」が順調に伸長したことに加え、2023年7月1日に帝人ファーマより製造販売承認を承継した先発品のボンアルファR・ボンアルファRハイの販売が好調に推移した。同業他社の一部製品が販売中止になったことを受け、ゲンタマイシン硫酸塩軟膏0.1%「イワキ」やピコスルファートナトリウム内用液0.75%「イワキ」等の販売が伸長した。2024年4月の薬価改定で、一部製品が不採算品再算定及び基礎的医薬品指定を受けたことにより営業利益が大幅に伸長した。美容医療部門では、医療機関専売化粧品であるNAVISION DRブランドの拡販に注力しており、主力製品の美白シリーズや日焼け止めシリーズ、8月1日に新発売したウォッシングフォームの販売が好調に推移した。
2024年11月期の連結業績は、売上高が前期比10.6%増の575億円、営業利益が同77.3%増の20億円を計画。
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