開示会社：日本酸素(4091)
開示書類：2025年３月期 第２四半期決算短信〔ＩＦＲＳ〕（連結）
開示日時：2024/10/31 15:00

<決算スコア> -1.28

<業績データ>
発表期 2024/09
種別 2Q
売上高(百万円) 643,045
前期比 +5.0% ○
営業利益(百万円) 82,512
前期比 +1.1% ○
純利益(百万円) 49,194
前期比 +1.3% ○
実績年間配当(円) 24.00

予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 1,300,000
前期比 +3.6% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -1.0% ●
営業利益(百万円) 177,000
前期比 +2.9% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -5.7% ●
純利益(百万円) 105,000
前期比 -0.9% ●
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -8.6% ●
予想年間配当(円) 48.00


＜要約＞
　2025年3月期上期の連結業績は、売上収益が前年同期比5%増の6430億4500万円、営業利益が同1.1%増の825億1200万円、純利益が同1.3%増の491億9400万円だった。

　事業環境は、ウクライナ・中東の地政学的問題、米中貿易摩擦、円安の進行などにより、先行きを見通すことが困難な状況だった。セパレートガス(酸素、窒素、アルゴン)の出荷数量は、前期比で増加したが、グループ全体での製商品需要は軟調だった。一部の主要な地域では、セパレートガスの製造原価に多く占める電力コストが前期比で減少した。グループ全体としては、コスト上昇による販売価格への転嫁等の価格マネジメント、そして地域ごとに生産性向上プログラムに取り組んだ。

　日本において、産業ガス関連では、セパレートガスの出荷数量は微減、炭酸ガスは前年同期並みだった。機器・工事では、産業ガス関連、エレクトロニクス関連共に、中大型案件の工事の進捗に伴う売上等により、増収となった。前期の特定顧客向けにオンサイト供給を担う子会社のジョイント・オペレーション化及び民生用LPガス事業を担う子会社の非連結化による減収影響があった。日本セグメントの売上収益は、1949億500万円(前年同期比3.6%減少)、セグメント利益は、219億9400万円(3.1%増加)となった。

　米国において、産業ガス関連の売上収益は、セパレートガスの出荷数量が堅調に推移したことや、価格マネジメントの効果により、増収となった。機器・工事では、産業ガス関連、エレクトロニクス関連共に販売が軟調だった。米国セグメントの売上収益は、1795億6800万円(前年同期比5.9%増加)、セグメント利益は、285億7300万円(21.9%増加)となった。

　欧州において、産業ガス関連の売上収益は、価格マネジメントの効果により、増収となった。機器・工事では、ガス関連機器及び医療関連機器の販売が好調で増収となった。欧州セグメントの売上収益は、1655億2800万円(前年同期比12.3%増加)、セグメント利益は、318億5200万円(20.8%増加)となった。

　2025年3月期の連結業績は、売上収益が前期比3.6%増の1兆3000億円、営業利益が同2.9%増の1770億円を計画。



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【決算スコアについて】
　企業の発表する決算や業績予想修正が、どの程度株価にインパクトを及ぼすかを統計的に算出した参考指標です。
　スコア算出にあたっては、発表内容を（１）前の期の実績（２）直近の会社予想（３）市場予想（QUICKコンセンサス）--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
　あくまで過去データに基づく統計的な値であり、個別事象の予測を目的としたものではありませんので、ご注意ください。


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