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王子HD(3861) 2Q決算発表 決算スコア:-5.87

記事公開日 2024/11/7 13:00 最終更新日 2024/11/7 13:00

開示会社:王子HD(3861)
開示書類:2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
開示日時:2024/11/07 13:00

<決算スコア> -5.87

<業績データ>
発表期 2024/09
種別 2Q
売上高(百万円) 922,887
前期比 +8.9% ○
会社予想比 -1.8% ●
QUICKコンセンサス比 +0.1% ○
営業利益(百万円) 37,232
前期比 -4.1% ●
会社予想比 +0.6% ○
QUICKコンセンサス比 -5.7% ●
経常利益(百万円) 39,413
前期比 -22.5% ●
会社予想比 -10.4% ●
QUICKコンセンサス比 -6.6% ●
純利益(百万円) 24,227
前期比 -23.4% ●
会社予想比 -25.5% ●
QUICKコンセンサス比 -20.2% ●
実績年間配当(円) 12.00

予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 1,877,000
前期比 +10.7% ○
会社予想比 -3.7% ●
QUICKコンセンサス比 -1.5% ●
営業利益(百万円) 70,000
前期比 -3.6% ●
会社予想比 -26.3% ●
QUICKコンセンサス比 -27.3% ●
経常利益(百万円) 73,000
前期比 -15.1% ●
会社予想比 -27.0% ●
QUICKコンセンサス比 -26.8% ●
純利益(百万円) 57,000
前期比 +12.2% ○
会社予想比 -24.0% ●
QUICKコンセンサス比 -23.7% ●
予想年間配当(円) 24.00


<要約>
 2025年3月期上期の連結業績は、売上高が前年同期比8.9%増の9228億8700万円、営業利益が同4.1%減の372億3200万円、経常利益が同22.5%減の394億1300万円、純利益が同23.4%減の242億2700万円だった。

 2030年までの長期ビジョンである「成長から進化へ」をグループ基本方針に据え、「環境問題への取り組み-Sustainability-」、「収益向上への取り組み-Profitability-」、「製品開発への取り組み-Green Innovation-」を推進している。売上高は、Walki社の連結子会社化やサイクロンの影響により停止していたニュージーランドのPan Pac社の復旧が進んだことに加え、円安による海外子会社の円貨換算差もあり、前中間期を758億円(8.9%)上回る9229億円となった。営業利益は、価格修正やコストダウンの取り組みを行っているが、物流費や人件費等のコスト上昇により、前中間期を16億円(△4.1%)下回る372億円となった。海外売上高比率については前中間期を6.5ポイント上回る40.9%となった。

 経常利益は、外貨建債権債務の評価替えによる為替差益の減少等により、前中間期を114億円(△22.5%)下回る394億円となった。税金等調整前中間純利益は、政策保有株式の売却に伴う投資有価証券売却益が発生したものの、経常利益の減少等により、前中間期を76億円(△15.2%)下回る424億円となり、親会社株主に帰属する中間純利益は、前中間期を74億円(△23.4%)下回る242億円となった。

 生活産業資材においては、売上高は前中間期比4.8%増収の4183億円、営業利益は33.0%減益の38億円となった。国内事業では、白板紙や包装用紙は需要回復により、売上高は前年に対し増収となった。紙おむつの売上高は、子供用おむつは2024年9月をもって国内事業から撤退することを受け減収したが、大人用おむつは新規顧客獲得で販売数量増加により、前年に対し増収となった。海外事業では、段ボール原紙は為替影響等により、段ボールは東南アジアにおける更なる事業拡大の一環としてベトナムで新工場を立ち上げた影響等により、売上高は前年に対し増収となった。紙おむつは、マレーシアでの拡販により、売上高は前年に対し増収となった。

 機能材においては、売上高は前中間期比6.7%増収の1215億円、営業利益は53.3%増益の67億円となった。国内事業では、特殊紙は戦略商品である通販向けヒートシール紙、非フッ素耐油紙等の拡販や、半導体関連の需要回復により、売上高は前年に対し増収となった。感熱紙は需要回復により、売上高は前年に対し増収となった。海外事業では、緩やかな需要回復が見られる地域もあり、売上高は前年に対し増収となった。

 資源環境ビジネスにおいては、売上高は前中間期比12.0%増収の2023億円、営業利益は6.5%減益の175億円となった。国内事業では、パルプ事業は溶解パルプ市況の良化、円安影響により増収となったが、エネルギー事業において販売電力量が減少し、売上高は前年に対し減収となった。海外事業では、サイクロンの影響により停止していたニュージーランドのPan Pac社の復旧が進んだことにより、売上高は前年に対し増収となった。

 2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比10.7%増の1兆8770億円、営業利益が同3.6%減の700億円を計画。



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【決算スコアについて】
 企業の発表する決算や業績予想修正が、どの程度株価にインパクトを及ぼすかを統計的に算出した参考指標です。
 スコア算出にあたっては、発表内容を(1)前の期の実績(2)直近の会社予想(3)市場予想(QUICKコンセンサス)--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
 あくまで過去データに基づく統計的な値であり、個別事象の予測を目的としたものではありませんので、ご注意ください。


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