開示会社:稲畑産(8098)
開示書類:2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
開示日時:2024/11/07 14:00
<決算スコア> +1.35
<業績データ>
発表期 2024/09
種別 2Q
売上高(百万円) 421,611
前期比 +12.4% ○
会社予想比 +2.8% ○
営業利益(百万円) 13,863
前期比 +32.5% ○
会社予想比 +28.4% ○
経常利益(百万円) 13,979
前期比 +31.2% ○
会社予想比 +33.1% ○
純利益(百万円) 11,578
前期比 -7.7% ●
会社予想比 +41.2% ○
実績年間配当(円) 60.00
予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 830,000
前期比 +8.4% ○
会社予想比 0.0%
営業利益(百万円) 24,000
前期比 +13.3% ○
会社予想比 +6.7% ○
経常利益(百万円) 24,000
前期比 +12.2% ○
会社予想比 +11.6% ○
純利益(百万円) 20,000
前期比 0.0%
会社予想比 +17.6% ○
予想年間配当(円) 125.00
<要約>
2025年3月期上期の連結業績は、売上高が前年同期比12.4%増の4216億1100万円、営業利益が同32.5%増の138億6300万円、経常利益が同31.2%増の139億7900万円、純利益が同7.7%減の115億7800万円だった。
連結ベースでの売上高は、円安の効果もあり、増加となった。期中平均対米ドル為替レートは、152.78円だった(前中間連結会計期間は141.06円)。
親会社株主に帰属する中間純利益は、前中間連結会計期間に負ののれん発生益等を計上したが、負ののれん発生益の計上がなかったため、115億7800万円(7.7%減)となった。
合成樹脂事業は、総じて各分野向けで好調に推移し、売上が増加した。汎用樹脂関連では、輸入品の販売に注力し、販売がやや増加した。高機能樹脂関連では、OA関連は前期までの在庫調整が終了し、販売が増加した。コンパウンド事業は、OA向けの需要回復、株式会社ダイセルとの合弁会社であるノバセル株式会社及びその子会社3社の新規連結により、売上が増加した。国内では顧客の在庫消化が進み、数量、単価ともに増加した。シート関連は、スポーツ資材関連が国内・海外とも好調に推移し、販売が増加した。売上高は1987億1100万円(11.1%増)となった。セグメント利益(営業利益)は69億2900万円(37.6%増)となった。
情報電子事業は、フラットパネルディスプレイ(以下、FPD)関連、プリンター、複写機関連材料などの販売が回復し、売上が増加した。利益率の高い商材の増加により、セグメント利益(営業利益)は大きく増加した。FPD関連は、中国などで末端需要の回復が鈍く、大型TV向けは低調だったが、車載向け、有機EL関連などが堅調に推移した。LED関連は、中国や欧米での屋外ディスプレイ向けを中心に堅調に推移した。インクジェットプリンター関連は、好調に推移した。産業向けも、食品・飲料パッケージ用途などが好調で、関連材料の販売が増加した。太陽電池関連は、安価なパネルが欧州等に流出した影響などからグローバルで価格競争が激化、販売が減少した。売上高は1371億2200万円(17.9%増)となった。セグメント利益(営業利益)は47億9600万円(43.4%増)となった。
化学品事業は、樹脂原料・添加剤や建築資材関連などのビジネスが堅調に推移、海外への販売が拡大し、売上が増加した。樹脂原料・添加剤は、ウレタン関連の販売が減少したが、輸出などが好調で、販売が増加した。自動車部品用の原料は、EVの販売鈍化や一部原料の取り扱い終了により、販売が減少した。塗料・インキ・接着剤分野は、販売がやや減少した。製紙用薬剤は、情報用紙向けの在庫調整が一巡し、需要は回復傾向で、販売が増加した。建築資材関連は、輸入木材や集合住宅向けの販売が増加した。売上高は580億6200万円(6.5%増)となった。セグメント利益(営業利益)は15億2800万円(12.2%増)となった。
2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比8.4%増の8300億円、営業利益が同13.3%増の240億円を計画。
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