開示会社:オリンパス(7733)
開示書類:2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)
開示日時:2024/11/08 15:30
<決算スコア> +1.23
<業績データ>
発表期 2024/09
種別 2Q
売上高(百万円) 474,029
前期比 +9.8% ○
営業利益(百万円) 70,530
前期比 +1772.3% ○
経常利益(百万円) 68,805
前期比 +3454.7% ○
純利益(百万円) 48,978
前期比 -77.4% ●
実績年間配当(円) 0.00
予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 1,009,000
前期比 +7.8% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 +0.3% ○
営業利益(百万円) 176,000
前期比 +303.7% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 +5.2% ○
経常利益(百万円) 170,000
前期比 +374.1% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 +4.6% ○
純利益(百万円) 121,000
前期比 -50.1% ●
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 +5.7% ○
予想年間配当(円) 20.00
<要約>
2025年3月期上期の連結業績は、売上高が前年同期比9.8%増の4740億2900万円、営業利益が705億3000万円(前年同期は37億円)、経常損益が688億500万円の黒字(前年同期は20億5100万円の赤字)、純利益が同77.4%減の489億7800万円だった。
内視鏡事業、治療機器事業ともに増収となり、前年同期比424億3600万円増収の4740億2900万円となった。前年同期比47億1000万円増加の1510億7300万円となった。売上原価率は、前期に内視鏡事業で引当計上していた小腸内視鏡システムなどの自主回収に伴う費用約50億円がなくなったことにより、31.9%と前年同期比2.0ポイント良化した。前年同期比194億2600万円増加の2379億700万円となった。持分法による投資損益、その他の収益およびその他の費用の合算で145億1900万円の費用となり、前年同期比で損益は484億6300万円改善した。前年同期比667億6300万円増益の705億3000万円となった。
収益に関しては、連結子会社であるOlympus (Shenzhen)Industrial Ltd.と深?市安平泰投??展有限公司との間で和解が成立したことに伴い、訴訟等に係る損失に備えるため過去に見積もり計上した引当金の戻入額約13億円を計上しており、前年同期比で14億6600万円増加した。損益の改善は、為替差損が減少したことによるもの。税引前中間利益が増加したことにより、前年同期比で93億2500万円増加し195億4200万円となった。税引前中間利益が増加したことにより、前年同期比で615億3100万円増加し492億6300万円となった。
消化器内視鏡分野では、反腐敗運動などの影響を受けた中国で売上が減少した一方、消化器内視鏡システム「EVIS X1」の販売が好調な北米で売上が増加し、前年同期比プラス成長となった。医療サービス分野では、保守サービスを含む既存のサービス契約の安定的な売上に加えて、新規契約の増加もあり、欧州や北米を中心に、全ての地域で前年同期比プラス成長となった。内視鏡事業の営業損益は、次世代内視鏡システムなどに関わる研究開発費や、総合的な品質変革プログラムElevateに関する費用の増加に加え、その他の費用として、社外転進支援制度の実施に伴う特別支援金等の費用約11億円を計上したものの、増収による売上利益の増加や、前期に引当計上していた小腸内視鏡システムなどの自主回収に伴う費用約50億円がなくなったことにより、増益となった。
治療機器事業の連結売上高は、1750億3800万円(前年同期比9.6%増)、営業利益は、268億4600万円(前年同期は、285億4200万円の営業損失)となった。治療機器事業では、注力三領域である、消化器科(処置具)分野、泌尿器科分野、呼吸器科分野のすべての分野で、北米や欧州を中心にプラス成長となった。治療機器事業の営業損益は、研究開発費や、総合的な品質変革プログラムElevateに関する費用が増加したものの、その他の費用として、前期に計上していたVeran Medical Technologies, Inc.の電磁ナビゲーションシステム等の製造・販売終了に関する損失約496億円がなくなったことや、増収による売上利益の増加により、増益となった。
2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比9%増の1兆90億円、営業利益が同242.4%増の1760億円を計画。
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