開示会社：カゴメ(2811)
開示書類：2024年12月期　第３四半期決算短信［IFRS］（連結）（監査法人による期中レビュ―の完了）
開示日時：2024/11/08 15:40

<決算スコア> +0.75

<業績データ>
発表期 2024/09
種別 3Q
売上高(百万円) 226,380
前期比 +37.3% ○
営業利益(百万円) 33,470
前期比 +114.9% ○
純利益(百万円) 23,115
前期比 +142.7% ○

予想期(通期) 2024/12
売上高(百万円) 300,000
前期比 +33.5% ○
会社予想比 0.0%
営業利益(百万円) 36,000
前期比 +106.0% ○
会社予想比 0.0%
純利益(百万円) 24,000
前期比 +130.1% ○
会社予想比 0.0%
予想年間配当(円) 52.00


＜要約＞
　2024年12月期3Qの連結業績は、売上収益が前年同期比37.3%増の2263億8000万円、営業利益が同114.9%増の334億7000万円、純利益が同142.7%増の231億1500万円だった。

　2022年12月期から4年間を対象とする中期経営計画のもと、「食を通じて社会課題の解決に取り組み、持続的に成長できる強い企業」を目指している。インオーガニックの成長として、持分法適用会社であったIngomar Packing Company, LLC(以下、Ingomar)の持分を2024年1月に追加取得し、連結子会社化したことにより、売上収益が純増となった。取得日直前に保有していたIngomar持分を取得日における公正価値で再測定した結果、93億2300万円の段階取得に係る差益を「その他の収益」に計上した。

　国内加工食品事業では、飲料や調味料等の製造・販売を手掛けている。売上収益は、前年同期比10.1%増の1148億8700万円、事業利益は、前年同期比36.0%増の130億9500万円となった。同カテゴリーの売上収益は、前年同期比10.4%増の623億7200万円、事業利益は、前年同期比24.9%増の80億5500万円となった。同カテゴリーの売上収益は、前年同期比0.4%増の95億9300万円となったが、原材料費の上昇などにより、事業利益は前年同期比6.8%減の5億8900万円となった。食品他カテゴリーの売上収益は、前年同期比12.0%増の429億2100万円、事業利益は、増収により前年同期比74.9%増の44億5000万円となった。

　国際事業では、農業生産、商品開発、加工、販売を展開している。売上収益は、前年同期比98.6%増の1112億4900万円、事業利益は、前年同期比74.4%増の126億7100万円となった。欧州のHolding da IndustriaTransformadora do Tomate, SGPS S.A.(以下、HIT)、及び豪州のKagome Australia Pty Ltd.においては、販売価格の上昇により、それぞれ増収となった。トマト他一次加工の売上収益は、前年同期比3.9倍の587億4200万円、事業利益は、前年同期比2.2倍の70億9300万円となった。トマト他二次加工の売上収益は、前年同期比31.3%増の541億2500万円、事業利益は、前年同期比38.9%増の60億5300万円となった。

　その他の事業において、売上収益は、前年同期比10.9%増の166億3000万円、事業利益は7億4100万円(前年同期は事業損失6200万円)となった。その他に含めることとした「国内農事業」について、売上収益は前年同期比0.3%増の77億2200万円、事業利益は5億8600万円(前年同期は事業損失7900万円)となった。

　2024年12月期の連結業績は、売上収益が前期比33.5%増の3000億円、営業利益が同106%増の360億円を計画。



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