開示会社:DOWA(5714)
開示書類:2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
開示日時:2024/11/11 15:00
<決算スコア> +2.37
<業績データ>
発表期 2024/09
種別 2Q
売上高(百万円) 352,593
前期比 -4.9% ●
会社予想比 -1.2% ●
QUICKコンセンサス比 -5.1% ●
営業利益(百万円) 21,471
前期比 +50.5% ○
会社予想比 +24.1% ○
QUICKコンセンサス比 +12.2% ○
経常利益(百万円) 26,993
前期比 +23.7% ○
会社予想比 +22.7% ○
QUICKコンセンサス比 +7.6% ○
純利益(百万円) 20,520
前期比 +55.6% ○
会社予想比 +35.0% ○
QUICKコンセンサス比 +14.4% ○
予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 700,000
前期比 -2.4% ●
会社予想比 -6.3% ●
QUICKコンセンサス比 -8.6% ●
営業利益(百万円) 32,000
前期比 +6.7% ○
会社予想比 +4.9% ○
QUICKコンセンサス比 -7.0% ●
経常利益(百万円) 42,000
前期比 -6.1% ●
会社予想比 +5.0% ○
QUICKコンセンサス比 -5.3% ●
純利益(百万円) 30,000
前期比 +7.7% ○
会社予想比 +11.1% ○
QUICKコンセンサス比 -0.6% ●
予想年間配当(円) 130.00
<要約>
2025年3月期上期の連結業績は、売上高が前年同期比4.9%減の3525億9300万円、営業利益が同50.5%増の214億7100万円、経常利益が同23.7%増の269億9300万円、純利益が同55.6%増の205億2000万円だった。
自動車の生産が低調であったことから、自動車関連製品及びサービスの受注は減少した。新エネルギー関連製品の販売は調整局面となった。環境・リサイクル関連サービスは廃棄物処理の受注が堅調だった。相場環境については、前年同期と比較して平均為替レートは円安ドル高となった。金、銀、銅及び亜鉛の平均価格は上昇し、PGM(白金族金属)の平均価格は下落した。電力代等のエネルギーコストは前年同期と比較して減少した。
製錬部門においては、貴金属銅事業ではすずの生産量が増加し、金、銀及び銅の生産量は減少した。PGM事業ではPGMの平均価格が前年同期比で下落した影響を受け、使用済み自動車排ガス浄化触媒の集荷量が減少した。デリバティブ評価益を計上した。亜鉛事業では亜鉛の生産量は増加した。電力代等のエネルギーコストは減少した。製錬原料の購入条件やヘッジコストが改善した。亜鉛の棚卸資産の簿価切下げによる損失幅は拡大した。営業外損益では、海外亜鉛鉱山にかかる収益が減少した。売上高は前年同期比28.2%減の1329億6900万円、営業利益は74.7%増の84億2000万円、経常利益は28.6%増の122億3200万円となった。
電子材料部門において、半導体事業ではウェアラブル機器向け近赤外LED及び受光素子(PD)の販売は低調に推移した。電子材料事業では太陽光パネル向けの需要は第1四半期連結会計期間においては堅調だったものの、第2四半期連結会計期間において調整局面となったことから、銀粉の販売は前年同期並みとなった。半導体事業と電子材料事業では、平均為替レートが前年同期比で円安ドル高となったことが業績に寄与した。機能材料事業では磁性粉の販売が低調に推移した。営業外損益ではサンプル収入が減少した。為替相場が円高に推移したことを受けて、外貨建債権の為替換算差損を計上した。売上高は前年同期比22.0%増の1024億3900万円、営業利益は70.7%増の9億8600万円、経常利益は27.3%減の12億9300万円となった。
金属加工部門においては、伸銅品事業では自動車の生産が低調であったことから、自動車関連製品の販売は前年同期を下回った。情報通信関連製品の販売は需要の回復に伴い販売が増加した。銅の価格が第1四半期連結会計期間末にかけて上昇したことが業績に寄与した。めっき事業では自動車向けの需要が低調に推移した。回路基板事業の販売は堅調に推移した。売上高は前年同期比14.4%増の629億3500万円、営業利益は82.5%増の35億2200万円、経常利益は78.6%増の38億200万円となった。
2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比2.4%減の7000億円、営業利益が同6.7%増の320億円を計画。
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