開示会社：ｻｯﾎﾟﾛHD(2501)
開示書類：2024年12月期 第３四半期決算短信〔ＩＦＲＳ〕（連結）
開示日時：2024/11/12 15:00

<決算スコア> +0.37

<業績データ>
発表期 2024/09
種別 3Q
売上高(百万円) 385,587
前期比 +2.1% ○
営業利益(百万円) 17,671
前期比 +84.6% ○
経常利益(百万円) 16,974
前期比 +97.4% ○
純利益(百万円) 11,505
前期比 +276.2% ○

予想期(通期) 2024/12
売上高(百万円) 526,000
前期比 +1.4% ○
会社予想比 +0.5% ○
QUICKコンセンサス比 -1.2% ●
営業利益(百万円) 17,600
前期比 +48.9% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -2.1% ●
純利益(百万円) 10,000
前期比 +14.6% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -14.4% ●
予想年間配当(円) 52.00


＜要約＞
　2024年12月期3Qの連結業績は、売上収益が前年同期比2.1%増の3855億8700万円、営業利益が同84.6%増の176億7100万円、経常利益が169億7400万円(前年同期は86億円)、純利益が同276.2%増の115億500万円だった。

　「中期経営計画(2023～26)」の2年目として、構造改革の断行と成長の加速により更なる収益力強化に向けた取り組みを進めている。

　連結事業利益は、酒類事業や不動産事業による増収効果がある一方、食品飲料事業の減益やIT投資の増加等により、前年同期から減益となった。

　酒類事業において、事業利益は、カナダの市況悪化やアメリカのクラフトビール市場の軟化はあるものの、国内酒類の増収効果により前年同期から増益となった。営業利益は、事業利益の増益に加え、2023年の海外子会社の解散を決議したことに伴う減損損失の反動等により、前年同期から増益となった。「サッポロ生ビール黒ラベル」の缶製品の売上数量は前年同期比119%と好調に推移した一方で、発泡酒(含む発泡酒②)が前年の酒税改正における駆け込み需要の反動減の影響を受けたことにより、国内におけるビール類合計の売上数量は、前年同期比98%になった。価格改定や来店客の回復、インバウンド層やシニア層の獲得により、外食事業の既存店売上高は前年同期比で108%となった。

　食品飲料事業において、売上収益は、国内市場における商品改廃や海外飲料の輸出売上減少等の影響により前年同期から減収となった。事業利益は、価格改定や構造改革による効果が寄与したものの、原材料高騰の影響を受けたことに加え、海外飲料の輸出売上減少等の影響により、食品飲料事業全体では前年同期から減益となった。営業利益は、国内食品飲料における固定資産の減損損失戻入益や土地売却益等の計上により、前年同期から増益となった。シンガポールでは、インフレの継続により市場全体の需要がやや低下しており、売上金額は前年同期比96%となった。注力エリアであるマレーシアでは、製品カテゴリーやエリアを絞った販売活動と継続的な販売体制の改善を並行して行ったことにより、売上金額は前年同期比123%(現地通貨ベース)となった。

　不動産事業において、売上収益は、「恵比寿ガーデンプレイス」のオフィス稼働率の向上、「サッポロファクトリー」のアウトドアブランド商品の需要増及び催事イベントの好調により、前年同期から増収となった。事業利益及び営業利益は、人件費高騰等による管理費用増加や、2024年1月にオープンした「ホテル創成札幌Mギャラリーコレクション」の開業コストの計上がある一方、売上収益の増収効果により増益となった。

　2024年12月期の連結業績は、売上収益が前期比1.4%増の5260億円、営業利益が同48.9%増の176億円を計画。



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【決算スコアについて】
　企業の発表する決算や業績予想修正が、どの程度株価にインパクトを及ぼすかを統計的に算出した参考指標です。
　スコア算出にあたっては、発表内容を（１）前の期の実績（２）直近の会社予想（３）市場予想（QUICKコンセンサス）--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
　あくまで過去データに基づく統計的な値であり、個別事象の予測を目的としたものではありませんので、ご注意ください。


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