開示会社:サントリーBF(2587)
開示書類:2024年12月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
開示日時:2024/11/12 15:00
<決算スコア> +1.12
<業績データ>
発表期 2024/09
種別 3Q
売上高(百万円) 1,277,664
前期比 +7.1% ○
営業利益(百万円) 139,445
前期比 +19.4% ○
経常利益(百万円) 139,506
前期比 +18.7% ○
純利益(百万円) 83,260
前期比 +24.0% ○
予想期(通期) 2024/12
売上高(百万円) 1,687,000
前期比 +6.0% ○
会社予想比 +1.0% ○
QUICKコンセンサス比 +0.1% ○
営業利益(百万円) 153,500
前期比 +8.3% ○
会社予想比 +3.0% ○
QUICKコンセンサス比 -1.5% ●
経常利益(百万円) 153,000
前期比 +7.9% ○
会社予想比 +3.0% ○
QUICKコンセンサス比 -1.5% ●
純利益(百万円) 86,500
前期比 +4.5% ○
会社予想比 +2.4% ○
QUICKコンセンサス比 -3.9% ●
予想年間配当(円) 112.00
<要約>
2024年12月期3Qの連結業績は、売上収益が前年同期比7.1%増の1兆2776億6400万円、営業利益が同19.4%増の1394億4500万円、経常利益が同18.7%増の1395億600万円、純利益が同24%増の832億6000万円だった。
顧客の嗜好・ニーズを捉えた上質でユニークな商品を提案し、顧客とともに新たなおいしさ、健やかさ、楽しさを創造し続けそれぞれの市場で最も愛される会社となることを目指すという考えのもと、ブランド強化や新規需要の創造に注力したほか、品質の向上に取り組んだ。各エリアにおいて事業構造改革を進め、収益力の強化にも取り組んだ。売上収益は、主要国における需要動向を把握し、コアブランド集中活動を徹底したことにより、グループ全体で増収となった。日本、アジアパシフィック及び米州は第1四半期連結会計期間からのトレンドを維持し増収となった。主要国においてマーケティングを展開したが、売上収益の伸長とコストマネジメントの徹底により、コスト影響の増加分を吸収した結果、増益となった。
日本事業において、販売数量は、継続的なコアブランド集中活動の強化、新製品投入、マーケティング活動強化をしたが、価格改定の影響などもあり前年同期を下回った。「きりっと果実シリーズ」や「特製レモンスカッシュ」は好調、新しい容器にリニューアルした1Lペットボトルも好調に推移し、販売数量増に寄与した。売上収益は、価格改定効果や商品容量に基づく商品構成の改善が寄与したことにより、増収となった。セグメント利益については、ブランド及び各チャネルの重点活動による売上収益の伸長とコストマネジメントの徹底により原材料高及び為替変動の影響を吸収し、増益となった。日本事業の売上収益は5578億円(前年同期比3.5%増)、セグメント利益は471億円(前年同期比26.4%増)となった。
アジアパシフィック事業において、売上収益は、販売数量の伸長により、増収となった。清涼飲料事業では、ベトナムは、主力ブランドの「PEPSI」「Aquafina」が好調に推移し、増収となった。タイは、天候の影響を受けたものの、「PEPSI」や「TEA+」が好調に推移し、増収となった。オセアニアでは、主力ブランドであるエナジードリンク「V」のマーケティング活動を強化した結果、販売数量は前年同期を上回り、増収となった。健康食品事業は、インバウンド需要をはじめとする市況の改善に加え、コミュニケーション刷新やマーケティング活動強化により「BRAND'S Essence of Chicken」が回復トレンドを維持、「BRAND'S Bird's Nest」は販売数量が前年同期を大きく上回り、増収となった。
欧州事業においては、主要国における個人消費の低迷、競争環境の激化や不安定な天候の影響により、為替中立では、わずかに減収となった。営業利益は、コストマネジメントの徹底や、イギリスにおける供給体制の改善もあり、増益となった。フランスでは、「Oasis」の販売数量が前年を超えたが、長引くインフレによる消費動向の低下や天候不順等による需要の減少により減収となった。イギリスは、第2四半期連結会計期間における商品の供給不足の影響が大きく、減収となったが、第3四半期連結会計期間より回復基調に転じている。スペインは、市況の鈍化により減収となった。欧州事業の売上収益は2865億円(前年同期比9.8%増、為替中立0.5%減)、セグメント利益は490億円(前年同期比17.3%増、為替中立5.7%増)となった。
2024年12月期の連結業績は、売上収益が前期比6%増の1兆6870億円、営業利益が同8.3%増の1535億円を計画。
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【決算スコアについて】
企業の発表する決算や業績予想修正が、どの程度株価にインパクトを及ぼすかを統計的に算出した参考指標です。
スコア算出にあたっては、発表内容を(1)前の期の実績(2)直近の会社予想(3)市場予想(QUICKコンセンサス)--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
あくまで過去データに基づく統計的な値であり、個別事象の予測を目的としたものではありませんので、ご注意ください。
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