開示会社:トレンド(4704)
開示書類:2024年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
開示日時:2024/11/12 15:30
<決算スコア> +0.78
<業績データ>
発表期 2024/09
種別 3Q
売上高(百万円) 202,658
前期比 +10.3% ○
営業利益(百万円) 39,237
前期比 +32.5% ○
経常利益(百万円) 38,331
前期比 +20.0% ○
純利益(百万円) 26,418
前期比 +106.3% ○
予想期(通期) 2024/12
売上高(百万円) 271,000
前期比 +9.0% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -0.8% ●
営業利益(百万円) 52,900
前期比 +62.3% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 +5.0% ○
経常利益(百万円) 50,100
前期比 +38.5% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -2.4% ●
純利益(百万円) 34,600
前期比 +222.4% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -1.2% ●
予想年間配当(円) -
<要約>
2024年12月期3Qの連結業績は、売上高が前年同期比10.3%増の2026億5800万円、営業利益が同32.5%増の392億3700万円、経常利益が同20%増の383億3100万円、純利益が同106.3%増の264億1800万円だった。
セキュリティ業界においては、国家機関等を狙ったサイバー攻撃、企業の機密情報の漏洩の被害、暗号資産の流出等をはじめとする特定の企業や組織を狙う標的型攻撃や、ランサムウェア等のサイバー攻撃が目立った他、生成AIの普及に伴う新たなセキュリティリスクも懸念されており、企業や個人のセキュリティ意識が問われる状況となっている。
費用については、円安影響を大きく受けた人件費やSaaSビジネス拡大に伴うクラウド利用コストの増加等により、売上原価並びに販管費の合計費用は1634億2000万円(前年同期比6.0%増)と増加し、営業利益は増加となった。重要な経営指標として意識しているPre-GAAP(繰延収益考慮前売上高)ベースの営業利益364億4000万円となり、前年同期に比べ66億1200万円増加(前年同期比22.2%増)となった。Pre-GAAPの成長が円安影響で増加した人件費やSaaSビジネス拡大に伴うクラウド利用コストの増加などによる売上原価並びに販管費の合計費用の増加以上に大きかったことによるもの。
経常利益は受取利息の減少や為替差損があったことにより増加となった。純利益は法人税等が大幅に減少したことから増加となった。
日本地域については、法人向けビジネスは堅調だった。セキュリティプラットフォームTrend VisionOne ? (以下、Vision One)を背景に、ネットワーク関連セキュリティ並びにAI活用次世代SOC関連セキュリティが牽引し、メール関連セキュリティも伸長した。個人向けビジネスは携帯電話ショップでの販売は成長継続したがPC向けセキュリティは低調だった。同地域の売上高は640億3000万円(前年同期比3.0%増)と増収となった。アメリカズ地域については、Vision Oneを背景にAI活用次世代SOC関連セキュリティが大きく牽引し、メール関連セキュリティも伸長した。エンドポイント・クラウド関連セキュリティはふるわなかった。円安の影響もあり、同地域の売上高は436億2800万円(前年同期比1.7%増)と増収となった。
欧州地域についてはエンドポイント・クラウド関連セキュリティ製品はふるわず、ネットワーク関連セキュリティ製品も低調だったが、Vision Oneを背景にAI活用次世代SOC関連セキュリティが大きく貢献し、法人向けビジネスは好調だった。円安の影響もあり、同地域の売上高は435億1000万円(前年同期比18.2%増)と二桁増収となった。アジア・パシフィック地域については法人向けビジネス全般において好調で、Vison Oneを背景にAI活用次世代SOC関連セキュリティがエンドポイント・クラウド関連セキュリティと共に貢献し、ネットワーク関連セキュリティ、メール関連セキュリティも伸長した。円安の影響も受け、同地域の売上高は514億8900万円(前年同期比23.0%増)と二桁増収となり、全地域において最も高く伸長した。
2024年12月期の連結業績は、売上高が前期比9%増の2710億円、営業利益が同62.3%増の529億円を計画。
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