開示会社:キッズバイオ(4584)
開示書類:2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
開示日時:2024/11/12 16:00
<決算スコア> -1.53
<業績データ>
発表期 2024/09
種別 2Q
売上高(百万円) 1,749
営業利益(百万円) -262
経常利益(百万円) -267
純利益(百万円) -241
実績年間配当(円) 0.00
予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 4,000
会社予想比 +14.3% ○
営業利益(百万円) -1,000
経常利益(百万円) -1,000
純利益(百万円) -950
予想年間配当(円) 0.00
<要約>
2025年3月期上期の連結業績は、売上高が17億4900万円、営業損益が2億6200万円の赤字、経常損益が2億6700万円の赤字、最終損益が2億4100万円の赤字だった。
バイオシミラー製品の納品が第1四半期から計画通り進んでおり、売上高は拡大している。バイオシミラー事業については、バイオシミラー製品の原薬を製造している海外における物価上昇及び円安の影響を受け、利益率が低下している。バイオシミラー事業における資金効率の改善については、パートナー製薬企業との支払条件変更等の協議・調整により売上債権の回転率改善等が見え始めており、バイオシミラーに対する需要拡大で大きく増加した運転資金の圧縮が進んできた。
細胞治療事業における順調な研究開発活動に伴う研究開発投資が進んだことを受け、営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する中間純損失となった。
バイオシミラー事業においては、患者の経済的な負担軽減を通じた治療継続や、医療費削減による健康保険制度の維持といった社会的意義・責任に基づき、先行バイオ医薬品と同等の品質・安全性・有効性を有するバイオシミラーの事業化に取り組んでいる。今後も多くの先行バイオ医薬品が国内外の大手製薬企業等によって開発され、上市後にそれらが特許期間・再審査期間の満了を迎えていくことで、バイオシミラー市場においては豊富な事業機会が期待できる。国内では厚生労働省によるバイオシミラーの普及目標の設定や使用促進に向けた診療報酬が新設されたこと等から、バイオシミラーに対する需要のさらなる高まりを背景とした継続的な市場規模拡大が予測されている。
細胞治療事業(再生医療)において、2020年3月には、経済産業省により、再生医療等製品の製造を目的としたヒト細胞原料の供給における法的・倫理的・社会的課題を整理した「ヒト(同種)細胞原料供給に係るガイダンス(初版)」が取りまとめられるなど、事業環境の整備が進む中、2022年8月、国内において臨床応用可能な「SHEDマスターセルバンク(MCB)」の構築を完了、さらに2024年3月には海外市場への参入に向けた第一歩として、米国FDA基準に準拠したMCBの製造も完了させており、これらを用いた再生医療等製品の臨床開発に向けた取り組みを着実に進めている。
2025年3月期の連結業績は、売上高が40億円、営業損益が10億円の赤字を計画。
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【決算スコアについて】
企業の発表する決算や業績予想修正が、どの程度株価にインパクトを及ぼすかを統計的に算出した参考指標です。
スコア算出にあたっては、発表内容を(1)前の期の実績(2)直近の会社予想(3)市場予想(QUICKコンセンサス)--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
あくまで過去データに基づく統計的な値であり、個別事象の予測を目的としたものではありませんので、ご注意ください。
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