開示会社:小田原(6149)
開示書類:2024年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
開示日時:2024/11/13 15:30
<決算スコア> -0.25
<業績データ>
発表期 2024/09
種別 3Q
売上高(百万円) 9,943
前期比 -3.9% ●
営業利益(百万円) 781
前期比 -47.0% ●
経常利益(百万円) 846
前期比 -47.2% ●
純利益(百万円) 455
前期比 -60.2% ●
予想期(通期) 2024/12
売上高(百万円) 16,500
前期比 +12.2% ○
会社予想比 0.0%
営業利益(百万円) 1,700
前期比 -15.5% ●
会社予想比 0.0%
経常利益(百万円) 1,730
前期比 -18.7% ●
会社予想比 0.0%
純利益(百万円) 1,190
前期比 -22.2% ●
会社予想比 0.0%
予想年間配当(円) 50.00
<要約>
2024年12月期3Qの連結業績は、売上高が前年同期比3.9%減の99億4300万円、営業利益が同47%減の7億8100万円、経常利益が同47.1%減の8億4600万円、純利益が同60.2%減の4億5500万円だった。
巻線機事業の主要顧客である自動車産業において、脱炭素化に向けた車の電動化という潮流は変わらない中で、各自動車メーカーのxEVをはじめとした自動車販売の一時的な成長鈍化や、新型車の開発見直し等が当初より長引いていることにより、全体的に設備投資が先延ばしとなった。中期経営計画(FY2024~FY2026)の初年度として、巻線機事業、送風機・住設関連事業の重点施策の遂行により、計画の達成に向けて取り組みを進めたものの、売上高は減少、利益面については、営業利益は減少、経常利益は減少、純利益は減少となった。
巻線機事業に関しては、xEV用モーター巻線システムの大型案件を売り上げたことにより、売上高は69億3900万円(前年同期比4.7%増)、消耗品、予備品は円安もあり、海外顧客向けを中心に好調に推移したものの、今後に向けた開発案件が多かったことに加え原材料価格高騰の影響を受け、原価率が高くなったことによりセグメント利益は10億8800万円(前年同期比31.5%減)となった。自動車関連を中心とした顧客の設備投資がxEV市場のニーズや動向の変化を受けた見直しによって当初よりさらに延びていることにより受注高は38億2200万円、受注残高は142億3500万円となった。巻線機事業は、完全受注生産で、案件ごとに仕様やボリューム、納期、検収条件等が大きく異なるため、受注時期や売上時期が四半期並びに通期単位で大きく変動することがある。
送風機・住設関連事業に関しては、送風機事業において工作機械や産業用ロボット、半導体製造装置等向けの軸流ファンの需要が減少し、住設関連事業において浴室照明器具の集合住宅向け販売と全館空調システムを含む住宅換気装置の受注が堅調に継続したものの、送風機事業の大幅な減少をカバーするには至らず、売上高は30億300万円(前年同期比19.3%減)、軸流ファンの生産の落ち込みと原材料価格高騰の影響もあり、セグメント損失は3100万円(前年同期は1億1100万円のセグメント利益)となった。
2024年12月期の連結業績は、売上高が前期比12.2%増の165億円、営業利益が同15.5%減の17億円を計画。
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