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大王紙(3880) 2Q決算発表 決算スコア:-6.64

記事公開日 2024/11/14 13:00 最終更新日 2024/11/14 13:00

開示会社:大王紙(3880)
開示書類:2025年3月期第2四半期(中間期)決算短信[日本基準](連結)
開示日時:2024/11/14 13:00

<決算スコア> -6.64

<業績データ>
発表期 2024/09
種別 2Q
売上高(百万円) 333,650
前期比 +0.7% ○
会社予想比 -0.4% ●
QUICKコンセンサス比 -2.6% ●
営業利益(百万円) 3,708
前期比 -50.1% ●
会社予想比 +23.6% ○
QUICKコンセンサス比 -16.2% ●
経常利益(百万円) 870
前期比 -83.9% ●
純利益(百万円) -3,467
前期比 -188.3% ●
会社予想比 -15.6% ●
実績年間配当(円) 7.00

予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 680,000
前期比 +1.2% ○
会社予想比 -2.9% ●
QUICKコンセンサス比 -0.6% ●
営業利益(百万円) 11,500
前期比 -20.0% ●
会社予想比 -23.3% ●
QUICKコンセンサス比 -29.7% ●
経常利益(百万円) 5,000
前期比 -48.0% ●
会社予想比 -28.6% ●
QUICKコンセンサス比 -42.9% ●
純利益(百万円) 0
前期比 -100.0% ●
会社予想比 -100.0% ●
QUICKコンセンサス比 -100.0% ●
予想年間配当(円) 16.00


<要約>
 2025年3月期上期の連結業績は、売上高が前年同期比0.7%増の3336億5000万円、営業利益が同50.1%減の37億800万円、経常利益が同83.9%減の8億7000万円、最終損益が34億6700万円の赤字(前年同期は39億2600万円の黒字)だった。

 経営理念“世界中の人々へやさしい未来をつむぐ"の実現に向け、2035年をターゲットとする長期ビジョン「Daio Group Transformation 2035」を策定し、開始する第5次中期事業計画(対象期間は2024年度から2026年度)において「営業キャッシュ・フロー創出力強化」「将来成長のための厳選した投資の実行」「財務基盤の強化」をテーマに掲げ、経営基盤の再構築に向けて各施策を実行している。2024年5月15日に公表した中間連結会計期間の業績予想通りに推移した。前年同期に対しては、売上高は増収となったが、営業利益・経常利益は、国内需要減及び原燃料価格の上昇等の影響から低調であった紙・板紙事業を、国内を中心に堅調であったホーム&パーソナルケア事業でカバーするまでには至らず、減益となった。

 親会社株主に帰属する中間純利益は、これらに加え、前中間連結会計期間に政策保有株式の売却益や受取保険金等を計上していた反動により減益となった。

 紙・板紙事業において、新聞用紙は、発行部数及び頁数の減少により販売数量・売上高ともに前年同期を下回った。洋紙は、デジタル化の加速に伴いチラシやパンフレット用途の紙を中心に国内需要の減退が継続しているが、輸出販売の増加により販売数量は前年同期を上回り、売上高は前年同期並みとなった。包装用紙は、紙袋分野では省包装化の進行等に伴う需要減少の影響があったが、回復基調にある産業分野、脱プラ・特殊分野及び輸出販売での増加により、販売数量・売上高ともに前年同期を上回った。紙・板紙事業では、売上高は前年同期並みとなったが、セグメント利益は国内需要減、古紙や輸入チップ等の原燃料価格の上昇及び修繕費等の固定費増加の影響等により前年同期を下回った。

 ホーム&パーソナルケア事業の国内事業では、衛生用紙については、原燃料価格や物流費の高騰を背景に実施した価格改定の浸透に取り組んだ。需要が伸長するソフトパックティシュー、長尺トイレットペーパー等の付加価値商品の販売が堅調に推移するとともに、エリエール45周年を迎えて発売した最高品質のトイレットペーパー「The エリエール」が好評を得た。継続する少子化の影響により販売数量が減少した商品カテゴリーがあったものの、前記の付加価値品の拡販に加えて価格改定の浸透もあり、売上高は前年同期を上回った。ホーム&パーソナルケア事業では、国内事業及びブラジル事業が牽引役となった結果、売上高及びセグメント利益は前年同期を上回ったが、セグメント損失となった。

 その他の事業においては、売電事業、機械事業、木材事業及び物流事業であり、木材チップの売上が減少したことで売上高は前年同期を下回った。

 2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比1.2%増の6800億円、営業利益が同20%減の115億円を計画。



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【決算スコアについて】
 企業の発表する決算や業績予想修正が、どの程度株価にインパクトを及ぼすかを統計的に算出した参考指標です。
 スコア算出にあたっては、発表内容を(1)前の期の実績(2)直近の会社予想(3)市場予想(QUICKコンセンサス)--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
 あくまで過去データに基づく統計的な値であり、個別事象の予測を目的としたものではありませんので、ご注意ください。


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