開示会社:アジャイル(6573)
開示書類:株式会社インプレストラベルの株式取得(子会社化) 及び新たな事業の開始に関するお知らせ
開示日時:2024/11/22 16:45
<引用>
当社は、本日開催の取締役会において、株式会社クロノス・インターナショナル(本社:東京都港区、代表取締役:鈴木伸也)と共同で、株式会社インプレストラベル(本社:東京都港区、代表取締役:前川隆行)の全株式を取得し、インプレストラベルを当社の子会社化とすること、また、本株式取得に伴い新たな事業(旅行業)を開始することを決議いたしました。
<引用詳細>
本件株式取得の理由及び新たな事業開始の趣旨
当社グループは「世界中の“好き"を加速する」をビジョンに掲げて、ファンの育成や活性化を目的とした中長期のマーケティングコミュニケーション支援を様々な企業に提供してきました。設計し運用してきたファンコミュニティの実績は、200ブランド以上・累計240万人にも及びます。具体的には、特定の商品やサービスごとに組織化した「ブランド推奨意欲の高いファン(アンバサダー)」に対して、イベントやモニターなどの施策により商品・サービスに関する情報・知識・体験を提供することで、ソーシャルメディアによるファンからの「自発的な情報発信による推奨活動」を促し、より多くの人にブランドのもつ価値を伝え、ブランド認知から購買へと結び付けていきます。当社は顧客に対して上記施策の企画立案から実行、効果検証までをサービスとして提供し、顧客のマーケティング活動を支援しています。当社はこれまでに、上記のようなマーケティングコミュニケーション施策のひとつとして「ファンを集めた小規模の体験ツアー企画の支援」を手掛けてまいりました。以下、事例をご紹介します。■大手輸送機器メーカー『ブロガーマリン体験会』ブロガーを対象に、輸送機器メーカーのマリン事業を紹介するために開催された1泊2日のツアー企画です。1日目はボート・水上バイクなどのマリンアクティビティをご体験いただき、2日目には企業博物館で製品などの展示を見学いただいたあと、企業の歴史やマリンアクティビティの楽しさを紹介するプレゼンテーションや、船舶免許を持つブロガーによるトークセッションをお楽しみいただきました。参加者はマリン事業について理解を深め、ボート免許取得に興味を持つなどマリンアクティビティの魅力を実感したことで、それぞれが自らのブログなどで情報発信を行い、多くの読者に拡散することとなりました。他にも、大手酒造メーカー主催のウイスキーづくり体験イベントや、大手コンビニエンスストアチェーン主催による工場見学ツアーなどを手掛けています。こうした「体験ツアー」企画は、新型コロナウイルスが蔓延した2020年以降には、残念ながら開催がほぼ不可能となり、当社の提供する「ファンのブランド体験支援サービス」は、商品モニターやオンラインイベントなどへとシフトしていきました。しかし新型コロナウイルス感染症の第5類への移行をきっかけに、ファンにブランドの価値を体験してもらうための小規模なツアーが復活しつつあります。以下ご紹介します。■大手食品メーカー『製造工場見学ツアー』大手食品メーカブランドのファンであるアンバサダーの皆さんに、商品のこだわりを紹介し、その魅力をさらに知ってもらうために開催された工場見学ツアーです。バスツアーにより、この日二か所の製造工場を見学しました。製造工場見学では、普段は見られない商品の製造工程を目の当たりにした参加者からの質問が相次ぎ、メモを取る姿も多くみられました。さらに座学の時間が設けられ、原料の選別についてなど商品をより深く理解するためのレクチャーが行われました。SNSやブログには参加者の皆さんによる工場見学の感想が多数投稿され、このブランドの魅力を広めていただけるイベントとなりました。当社としては、当社顧客に対して上記のようなツアーを積極的に提案していきたいと考えています。しかしながら、当社は現在のところ旅行業免許を有していないため、こうしたツアーを自らが主体者となって運営することができません。ツアー実施における交通チケットや宿泊先の手配などの業務は、すべてツアーの主催者である当社顧客の負担となり、当社の活動範囲はツアー企画立案と開催時におけるサポートに限定されます。そのため、当社顧客としては、ファンにブランド価値を直接体験していただく場を提供する「ツアー企画」に魅力を感じつつ、業務負担の重さがネックとなり、なかなか実行に踏み切れないという課題がありました。インプレストラベルは、国内外の各種旅行商品を販売する旅行代理店「株式会社インプレストラベル(本店:三重県松坂市)」からの分割により本年10月に新たに設立された旅行代理店です。当社は、本株式取得によりインプレストラベルを子会社化し、新たな事業として旅行業を開始いたします。旅行業に取り組むことにより、当社ではファンマーケティング施策としての旅行商品の企画開発運営が可能となります。前述の通りコロナ禍より前に多数の実績があった「ファンマーケティング施策としてのツアー開催支援サービス」を、クライアントに大きな業務負担を強いることなく、よりスムースな形で提供することが可能となります。さらに、インプレストラベル単独の事業としても「ファンの声を元にした旅行商品の企画開発」が可能となり、旅行会社として競争力のある商品を市場投入し、旅行代理店として業績の拡大を狙うことが可能となります。本株式取得においては、当社の元株主であり、海外旅行を中心に旅行業を展開している株式会社クロノス・インターナショナル(以下「クロノス・インターナショナル」と言います)との共同保有者となり、同社と共同で事業を推進していきます。子会社化後は、引き続き前川隆行氏が代表取締役を務め、旅行業務の実務を担当する従業員として当社より1名が出向する予定です。なお本件株式取得にあたっては、新たな事業セグメント獲得という課題意識をもとにM&A案件を探しており、クロノス・インターナショナルにも案件の紹介をお願いしていたところ、同社の取引先であるインプレストラベルの紹介があり、三社による協議の上で、当社とクロノス・インターナショナルによる共同保有ならびに、インプレストラベルの当社子会社化という一連の決定に至りました。
今後の見通し
本株式譲渡が当社の2024年12月期連結業績に与える影響は軽微であると見込んでおります。翌期以降の業績については現在精査中でありますが、適時開示が必要になった場合には速やかにお知らせいたします。
免責文:
※東京証券取引所のTDnet(適時開示情報閲覧サービス)で開示された書類に基づく情報です。
※一部のお客様は参照文書にリンクできない場合があります。
【QUICK AI速報】本コンテンツは、最新の言語解析技術を活用して企業の開示資料の内容を読み取って自動生成しております。データが正しく生成されていない可能性もありますので、最終的には上記リンク先の元資料をご覧ください。