開示会社:ワールド(3612)
開示書類:三菱商事ファッション株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ
開示日時:2024/11/28 15:30
<引用>
当社は、2024年11月28日開催の取締役会において、三菱商事株式会社の完全子会社である三菱商事ファッション株式会社の全株式を取得し、完全子会社化することについて決議いたしました。
<引用詳細>
株式の取得の理由
当社は、中長期ビジョンとして、持続的成長と共にファッションの多様性の実現に貢献する「世界に唯一無二のファッション・エコシステム」の構築に向けて更なる事業基盤を拡充することを目指しております。三菱商事ファッションは三菱商事グループのアパレル・雑貨・靴の製品供給を担うファブレスメーカーとして、グローバルネットワークを活かした素材・製品調達力をはじめ、受発注データや生産・物流データ連携等のシステム、長年の取引関係に裏付けされた生産背景や顧客基盤、グローバルな人材を有しております。また、課題解決型事業、ブランド共同経営事業といった他のOEM企業には見られない、戦略的な事業開発に取り組む先見性ある企業と認識しております。本取引は、第一義的にはアパレル・雑貨・靴バリューチェーンの川上の企画・開発・生産・物流のリソースやノウハウの拡充に資すると位置付けており、当社のB2B事業であるプラットフォーム事業の拡大、海外輸入ブランドのエージェント業務における相乗効果を見込んでおります。また、三菱商事ファッションが取り組む課題解決型事業は、当社が有するプラットフォーム事業が目指すマルチサービスでの顧客ニーズ対応と相互補完的であり、事業戦略の適合性を見出しております。そして、三菱商事ファッションが今後拡大を企図するブランド共同経営事業も、当社が注力する投資事業の拡大と同じ方向性にあり、案件のソーシングからエクセキューション、バリューアップに亘る協業による相乗効果を期待しております。具体的には、三菱商事ファッションの完全子会社化を通じて、以下4点のシナジーを想定しております。
①企画・調達能力の相互補完によるOEM事業の拡充
先述した三菱商事ファッションの競争優位性に対して、これまで当社OEM事業はブランド事業で培ったブランディング、MDノウハウで付加価値を高めており、両社の企画提案力や生産背景の相互補完により、既存顧客の売上拡大や新規案件の獲得を合理的に見込んでおります。
②サービスメニューの相互補完によるプラットフォーム事業の拡充
当社のプラットフォーム事業は川下を含むバリューチェーンをカバーする幅広いサービスや、デジタル事業のB2Bソリューションと連携したシステムサービスを有しております。三菱商事ファッションが有する川上・調達に強みを持つ課題解決型事業のサービスと共に、双方の顧客へ幅広いサービスをワンストップで提供可能となり、顧客層の幅と一顧客当たり収益の両面で拡充できると見込んでおります。
③投資機会と価値改善手法の相互補完によるブランド投資事業の拡大
当社(日本政策投資銀行と合弁の投資会社W&DiDを含む)はM&Aを成長戦略の中核に組み込んでおり、当社の数多くの投資実績、案件パイプライン、投資後のバリューアップのノウハウと、三菱商事ファッションの案件パイプラインの開拓能力、投資判断のノウハウやリソースを相互に持ち寄ることで、投資先の更なる開拓・バリューアップに取り組むことが可能となります。投資案件においても、両社の力や資源を結集して相乗効果を発揮することによって、ブランド共同経営事業の成功確度を高めることを狙います。
④全ての事業の基盤となる人材・顧客基盤の相互補完
両社の人材に更なるキャリアパスの拡がりを提供することで、より多くの有能な人材のリテンション、人材獲得に貢献することが期待されます。国内外を問わず、事業形態も多種多様に拡張されることで、人材が挑戦・貢献できる機会を相互に提供することは、両社の総合的な競争力の底上げとなります。また、当社と三菱商事ファッションの協業は、これまで以上に多様な顧客接点をもたらすことが合理的に期待されます。
今後の見通し
本件が当社の2025年2月期連結業績に与える影響は現在精査中であり、今後、業績予想の修正の必要性及び公表すべき事項が生じた場合には速やかに開示します。
免責文:
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