開示会社：ﾃｸﾉHR(6629)
開示書類：2025年３月期　第３四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
開示日時：2025/01/24 16:00

<決算スコア> +0.99

<業績データ>
発表期 2024/12
種別 3Q
売上高(百万円) 35,980
前期比 +4.5% ○
営業利益(百万円) 330
前期比 +450.0% ○
経常利益(百万円) 588
前期比 +22.8% ○
純利益(百万円) 247
前期比 +1014.8% ○

予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 50,000
前期比 +2.8% ○
会社予想比 0.0%
営業利益(百万円) 1,050
前期比 +1.4% ○
会社予想比 0.0%
経常利益(百万円) 900
前期比 -47.3% ●
会社予想比 0.0%
純利益(百万円) 600
前期比 -40.1% ●
会社予想比 0.0%
予想年間配当(円) 12.00


＜要約＞
　2025年3月期3Qの連結業績は、売上高が前年同期比4.5%増の359億8000万円、営業利益が同443.6%増の3億3000万円、経常利益が同22.7%増の5億8800万円、最終損益が2億4700万円の黒字(前年同期は2700万円の赤字)だった。

　「教育」「安全・生活」「医療」「FA」の重点4市場に対し、「映像&IT」と「ロボティクス」により、持続可能で豊かな社会を実現するための仕組みやソリューションを提供している。利益面では、売上総利益率が改善し、円安の進展により為替差益を2億2100万円計上した。前第3四半期連結累計期間のセグメント情報は、この組織変更後のセグメント区分に基づき作成したものを開示している。

　映像&IT事業において、シンガポールやマレーシアでサイバーセキュリティのディストリビューター事業を行う子会社Pacific TechPte. Ltd.は、市場の拡大とともに需要の高まりが見られ、業績も順調に推移している。ASEANでオフィス機器やAVシステムの販売を行うESCO Pte. Ltd.も地域の経済成長に支えられ、順調に推移している。国内教育市場では書画カメラや電子黒板の販売は、文部科学省による2019年から開始したGIGAスクール構想(生徒1人に1台のコンピューターと高速ネットワークを整備)で導入した機器の入れ替えが進み、前年同四半期対比で増加した。映像&IT事業における売上高は256億5400万円(前年同四半期比17.6%増)、営業利益は7億3400万円(前年同四半期は営業損失2億400万円)となった。

　ロボティクス事業において、国内のFA関連機器等の販売では、量産機や検査装置が前年同四半期実績を下回った。グループ間で事業譲渡を行う等、選択と集中を進め生産性の向上に努めていく。各部門の役割を再定義し、組織体制の変更を行うことで体質改善を図っている。中国では工場の設備投資環境悪化の長期化に備え、経費削減による収益力向上に加え、高付加価値製品の販売を強化している。ロボティクス事業における売上高は103億2500万円(前年同四半期比18.1%減)、営業損失は4億500万円(前年同四半期は営業利益2億7400万円)となった。

　2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比2.8%増の500億円、営業利益が同1.3%増の10億5000万円を計画。



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【決算スコアについて】
　企業の発表する決算や業績予想修正が、どの程度株価にインパクトを及ぼすかを統計的に算出した参考指標です。
　スコア算出にあたっては、発表内容を（１）前の期の実績（２）直近の会社予想（３）市場予想（QUICKコンセンサス）--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
　あくまで過去データに基づく統計的な値であり、個別事象の予測を目的としたものではありませんので、ご注意ください。


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