開示会社：ｵﾙｶﾞﾉ(6368)
開示書類：2025年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
開示日時：2025/02/05 15:30

<決算スコア> +1.54

<業績データ>
発表期 2024/12
種別 3Q
売上高(百万円) 115,698
前期比 +8.9% ○
営業利益(百万円) 19,746
前期比 +39.1% ○
経常利益(百万円) 19,939
前期比 +33.7% ○
純利益(百万円) 13,965
前期比 +36.2% ○

予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 167,500
前期比 +11.4% ○
会社予想比 +1.5% ○
QUICKコンセンサス比 +2.1% ○
営業利益(百万円) 31,000
前期比 +37.5% ○
会社予想比 +10.7% ○
QUICKコンセンサス比 +11.4% ○
経常利益(百万円) 31,000
前期比 +32.3% ○
会社予想比 +8.8% ○
QUICKコンセンサス比 +11.0% ○
純利益(百万円) 23,000
前期比 +32.9% ○
会社予想比 +7.0% ○
QUICKコンセンサス比 +9.9% ○
予想年間配当(円) 142.00


＜要約＞
　2025年3月期3Qの連結業績は、売上高が前年同期比8.9%増の1156億9800万円、営業利益が同39.1%増の197億4600万円、経常利益が同33.7%増の199億3900万円、純利益が同36.2%増の139億6500万円だった。

　電子産業分野においては、生成AI(人工知能)関連の半導体需要増加を受け、最先端半導体の設備投資が拡大するなど全体として好調な状況が継続した。

　国内外で大型プロジェクトの受注・納入活動を進めるとともに、プラントエンジニアリングプロセスの効率化を目指したDX関連の投資や、グローバルでの人材育成・活用施策の推進など生産・納入キャパシティの増強に取り組むとともに、次世代の技術や新たな事業の創出を目指した研究開発活動の拡充、サステナビリティやガバナンスの高度化などに向けた各種施策を進めた。受注高増加、売上高増加、営業利益増加、経常利益増加、純利益増加となり、繰越受注残高は1164億7200万円(7.0%減)となった。

　水処理エンジニアリング事業において、電子産業分野では、台湾・中国・東南アジアにおいて前年度以前に受注した大型案件を中心に工事が順調に進捗したことに加えて、設備保有型サービスや各種メンテナンスなどソリューション案件が好調に推移したことから売上が増加した。一般産業分野においても前年度以前に受注した大型案件が順調に進捗したことや、ソリューション案件が好調に推移したことで売上高が増加した。社会・インフラ分野は国内を中心に堅調に推移しており、前年同期並みの売上高を確保している。好調な設備投資を背景に受注環境が良好に推移した影響や、原価低減・収益改善に向けた各種取組みによる効果に加えて、一部の好採算のプラント案件の売上が計上されたことによって利益率が改善したことから営業利益が増加した。

　機能商品事業においては、受注高は前年同期比4.5%増となる189億7800万円、売上高は6.2%増となる187億8200万円となった。好調な半導体需要を背景に、電子産業向けのRO膜処理剤や排水処理剤などの水処理薬品が好調に推移したことに加え、電子材料の分離・精製に用いられるイオン交換樹脂などの機能材の販売が伸長し、売上高が増加した。加工食品等に向けた食品添加剤は、不採算取引の整理を進めたことから減収となった。営業利益は前年同期比24.7%増となる27億7800万円となった。全般的な売上高の増加に加えて、比較的利益率の高い電子産業向けの水処理薬品や機能材などの売上が拡大したことや、原材料価格の上昇に伴う価格改定などの利益改善策を進めたことから営業利益が増加した。

　2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比11.4%増の1675億円、営業利益が同37.5%増の310億円を計画。



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【決算スコアについて】
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　スコア算出にあたっては、発表内容を（１）前の期の実績（２）直近の会社予想（３）市場予想（QUICKコンセンサス）--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
　あくまで過去データに基づく統計的な値であり、個別事象の予測を目的としたものではありませんので、ご注意ください。


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