開示会社：昭和産(2004)
開示書類：2025年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
開示日時：2025/02/07 16:00

<決算スコア> -0.38

<業績データ>
発表期 2024/12
種別 3Q
売上高(百万円) 255,669
前期比 -3.7% ●
営業利益(百万円) 9,745
前期比 -13.9% ●
経常利益(百万円) 12,046
前期比 -14.8% ●
純利益(百万円) 10,397
前期比 +0.3% ○

予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 346,000
前期比 -0.1% ●
会社予想比 0.0%
営業利益(百万円) 12,000
前期比 -8.7% ●
会社予想比 0.0%
経常利益(百万円) 13,000
前期比 -21.5% ●
会社予想比 0.0%
純利益(百万円) 11,000
前期比 -11.0% ●
会社予想比 0.0%
予想年間配当(円) 100.00


＜要約＞
　2025年3月期3Qの連結業績は、売上高が前年同期比3.7%減の2556億6900万円、営業利益が同13.9%減の97億4500万円、経常利益が同14.8%減の120億4600万円、純利益が同0.3%増の103億9700万円だった。

　創立90周年を迎える2025年度のありたい姿(長期ビジョン)「SHOWA Next Stagefor 2025」の実現に向け、3rd Stage「中期経営計画23-25」を2023年4月にスタートし、基本コンセプト『SHOWAの“SHIN-KA"宣言～90年、そしてその先へ～』を掲げ、5つの基本戦略「①基盤事業の強化」「②事業領域の拡大」「③環境負荷の低減」「④プラットフォームの再構築」「⑤ステークホルダーエンゲージメントの強化」の各施策を推進している。

　食品事業においては、小麦粉の販売数量は海外向けが伸長し前年同期を上回ったが、プレミックスの販売数量は前年同期を下回った。パスタの販売数量は外食市場中心に好調であったため、前年同期を上回った。家庭用の小麦粉およびプレミックスの販売数量は前年同期を下回ったが、パスタの販売数量は米の代替需要も寄与し前年同期を上回った。業務用油脂については、需要の回復とその好機を捉えた販売施策の実行により、販売数量は前年同期を上回った。家庭用油脂についても、汎用油・こめ油の販売が伸長したため、販売数量は前年同期を上回った。糖化品の販売数量については、低分解水あめ、粉あめなど独自性のある商品群の拡販に加え、飲料用途等の需要増加、主力となる鹿島工場の立地メリットを生かした販売戦略により、前年同期を上回った。コーンスターチの販売数量については、ビール用途等の需要が増加し、前年同期を上回った。

　飼料事業は、顧客ニーズに対する提案型営業、畜産物の販売支援や付加価値向上へのサポート等の生産者との取り組み強化、高付加価値商材の拡販に努めた。2022年10月に感染が確認された鳥インフルエンザ発生農場での採卵鶏導入が進み鶏卵生産の回復が進んだことで、配合飼料および鶏卵の販売数量は前年同期を上回ったが、昨年10月からの鳥インフルエンザの感染拡大により、今後の配合飼料および鶏卵の販売への影響が懸念される。原料価格下落により配合飼料の平均販売価格が前年を下回ったこと、鶏卵需給の緩和により鶏卵相場が軟調に推移したことで、売上高は前年同期を下回った。飼料事業の売上高は421億8300万円と前年同期に比べ28億2800万円(6.3%)の減収、営業利益は3億3100万円と前年同期に比べ1500万円(4.8%)の増益となった。

　その他の事業において、倉庫業については、貨物獲得競争が激化する中、商社や主要顧客との取り組みを強化し荷役量の増加に努めたことにより、貨物取扱量は前年同期を上回った。不動産業、保険代理業、自動車等リース業、運輸業、植物工場等をあわせたその他の売上高は35億6300万円と前年同期に比べ9500万円(2.8%)の増収、営業利益は10億8200万円と前年同期に比べ6900万円(6.9%)の増益となった。3 「その他の収益」は「その他」でのみ計上している。

　2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比0.1%減の3460億円、営業利益が同8.7%減の120億円を計画。



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