開示会社：昭和ＨＤ(5103)
開示書類：2025年３月期 第３四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
開示日時：2025/02/14 15:30

<決算スコア> -0.14

<業績データ>
発表期 2024/12
種別 3Q
売上高(百万円) 6,550
前期比 -3.8% ●
営業利益(百万円) 6
前期比 -91.4% ●
経常利益(百万円) -260
前期比 +67.5% ○
純利益(百万円) -186
前期比 +63.2% ○
予想年間配当(円) -


＜要約＞
　2025年3月期3Qの連結業績は、売上高が前年同期比3.8%減の65億5000万円、営業利益が同90.6%減の600万円、経常損益が2億6000万円の赤字(前年同期は8億100万円の赤字)、最終損益が1億8600万円の赤字(前年同期は5億600万円の赤字)だった。

　売上・営業利益は減収減益、経常損益・親会社に帰属する四半期純損益は増益となった。連結子会社の行う食品事業、ゴム事業、スポーツ事業、コンテンツ事業の4事業に加え、重要な持分法適用関連会社の行うDigital Finance事業、リゾート事業からなっている。コンテンツ事業が利益貢献を大幅に伸ばした。最終損益の純損失も前年同期よりも改善した。短期的な景気判断や収益について一つ一つ適切に対処しつつも、中長期的視点で経済成長する地域に適切に投資し、成長を目指している。

　経常損失については、持分法適用関連会社が営むDigital Finance事業とリゾート事業の損益を取り込んだ結果、持分法による投資損失が減少したことにより、赤字幅が減少したものである。

　食品事業において、減収減益となった。売上高は34億1800万円(前年同期比1.5%減)となり、セグメント利益(営業利益)は1億9800万円(前年同期比6.5%減)となった。明日香食品株式会社並びに同子会社グループが営む、「ちょっと食べる」喜びを毎日世界へをミッションに、和菓子等、あんこ餅、わらび餅等の餅類、団子類、などの開発製造に独自性を持つ事業である。好調が続く同事業においては、従業員等への利益還元を積極的に進めており、待遇改善のためのベースアップ等賃上げを行ったことから人件費が増加した。最近では、株式会社ウェッジホールディングスと協力して進めているSNSを活用した商品のブランディングに注力してきたことも影響し、戦略商品の拡販が進んでいる。

　ゴム事業において、減収減益となった。売上高16億8200万円(前年同期比14.0%減)となり、セグメント利益(営業利益)は9200万円(前年同期比44.1%減)となった。創業以来の事業で、ゴムの配合・加工技術に独自性をもつ事業であり、日本国内のみならず、タイ王国、マレーシア、ベトナム社会主義共和国などにおいて事業展開をしている。日本の民間設備投資が減速していること、第4四半期に売上が偏ること、中国EV関連の顧客からの受注が低調に推移したことから、売上が低調に推移し、利益が減少した。今期は日本の民間設備投資が減速していることや、第4四半期に売上が集中することから低調に推移している。

　スポーツ事業において、減収減益となった。売上高は8億7200万円(前年同期比0.0%減)となり、セグメント損失(営業損失)は3400万円(前年同期はセグメント利益1700万円)となった。依然新型コロナウイルス感染症規制緩和後の回復が遅れており、第2四半期から当第3四半期連結累計期間への影響も大きくなっている。テニスウェアを中心とするルーセントウェアも、秋から初冬にかけて暖かい日が続き秋冬商品の動きだしが鈍かったことや、新商品企画を抑えて、投入しなかったことから売上が伸びず、苦戦を強いられた。退会者が極めて低い率で推移していることから、会員数は横ばいとなっている。円安の影響により、顧客向け価格が上昇して売上を増加させる一方、海外での経費が増加して利益を圧迫している。



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