「優待品の食品は、実際に試食をしたうえで厳選したものを提供しています。」と語るのは管理本部 総務部の宮内剛マネジャー。マブチモーターの株主優待は、千葉県産品及び香川県産品、オリジナル品並びに社会貢献活動への寄付の中から希望のものを選択できる。千葉県はマブチモーターの本社所在地、香川県はマブチモーター創業の地だ。
株主優待の選択肢選定に当たって、広く株主のご希望に添えるようにしている。千葉・香川県産品は前回の株主優待品の中でお申し込みが多かった優待品を選択肢に残し、他は新しく選定しなおすなどの工夫を凝らしているそうだ。2017年12月期の優待品は、今まさに発送しているところだという。
ここまで優待品の内容にこだわるのは、個人株主に末永くマブチファンを続けてほしいと考えているからだ。「マブチモーターはB2B企業です。株主優待は、当社のオリジナル性を出しつつ、マブチファン(個人株主)を増やすための活動ととらえています」(宮内マネジャー)。
株主優待導入は2015年。マブチモーターは、個人の比率(※1)が伸び悩みとなり、これを課題と考えていた。そこで2015年に株式分割(1:2)を実施し、株主優待制度を開始した(初年度のみ年2回実施、以降は12月末の年1回)。その効果があって個人株主は増加(※2)し、「株主優待は、マブチファン(個人株主)の増加に良い効果があったと考えています。」(宮内マネジャー)という。
※1 個人・その他の所有株数比率は27.1%(2010 年12 月)から22.1%(2014 年12 月)に減少。
※2 個人・その他の所有株数比率は8,541 名(2014 年12 月)から14,093 名(2017 年12 月)に増加。
オリジナル品の水中モーター「マブチS-1」は、1997年に惜しまれつつも生産を終了した商品だ。当時の図面によりオリジナル通りに復刻し、2016年12月期の優待品にタオルとのセットで初登場。株主から好評を博したため、2017年12月期もモーターの色を変え、継続して登場となった。「子供のころにお風呂などで「マブチS-1」を使って遊んだ記憶のある個人株主様が、この商品を懐かしく思い、選択されているのではないかと考えています。」と管理本部 広報IR室付の髙木理担当課長。
マブチモーターは、独自性のある優待品で、個人株主を飽きさせない工夫をつづけている。
≪対象株主≫
基準日(12月末日)現在の株主名簿上で、当社株式を1単元(100株)以上保有している株主。
≪優待内容≫
本社所在地である千葉県及び創業の地である香川県のそれぞれの県産品、当社オリジナル品並びに社会貢献活動への寄付の中から1つまたは2つ選択できる。
100株以上200株未満
⇒2,000円相当の優待品、社会貢献活動への寄付等から、希望のものを1つ選択
200株以上1,000株未満
1,000株以上(継続保有期間:3年未満)
⇒3,000円相当の優待品、社会貢献活動への寄付等から、希望のものを1つ選択
1,000株以上(継続保有期間:3年以上)
⇒3,000円相当の優待品、社会貢献活動への寄付等から、希望のものを2つ選択
※3年以上継続保有の株主とは、6月末日及び12月末日時点の株主名簿に、同一株主番号で、7回以上連続で記録された株主とする。
※2017年12月期 株主優待品実績
○千葉県産品
ソーセージ詰め合わせ(サンライズファーム)、日本酒詰合せ(亀田酒造)、
落花生詰合せ(オオノ農園)、多古米(米処 結米屋)
○香川県産品
オリーブ豚チャーシュー(パイプライン)、サーモン・鰆・こめ豚の味噌漬け(古家本舗)、
小原紅みかん缶詰(讃岐缶詰)、おととせんべい詰合せ(象屋元蔵)
○当社オリジナル品
水中モーター「マブチS-1」と今治タオルのセット
≪送付時期≫
基準日翌年5月~6月頃の発送を予定。
≪注意事項≫
・優待関係書類に明記された申込期限までに申込みの無い場合は、無効となる。申込期限後に申込書類を送付した場合も、優待品を送付できない。
・優待品を確実に株主へ届けるためにも、住所等変更の際は、取引の証券会社等へ住所変更の届け出をすること。
・寄付を選択した場合、領収書の発行はできない(寄付先は優待関係書類に記載)。
創業より小型モーター専業にて事業を展開。現在は、自動車電装機器を主力とするが、家電機器、工具、玩具模型、精密・事務機器、音響・映像機器など多種多様な用途にも供給する。自動車電装機器用小型モーターにおける販売数量は、世界No.1を誇る。
同社のモーターは、主に自動車のパワーウインドウ、パワーシート、パーキングブレーキ、ドアロック、ミラーなどに用いられるブラシ付で、同社はブラシ付モーターが主力。高性能が求められる自動車電装機器向けの開発・販売強化で収益拡大を継続している。国内外で研究開発、販売・技術サービスを行うグローバル化を実践、1991年以降、海外生産100%となるなど、海外での事業展開に積極的。
<売上構成>(17/12期連結、モーター売上高): 自動車電装機器72%、民生・業務機器28%。地域別の売上比率は、日本9%、アジア55%、アメリカ13%、ヨーロッパ24%。 1954年、東京都葛飾区に東京科学工業株式会社を創立し、小型モーターの本格的な製造販売を開始。1971年、現社名マブチモーター株式会社に商号を変更。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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