QUICKは上場企業の2期先までの業績予想を算出するツール「QUICK Forecast企業業績」を利用して、今期(実績発表済みの翌期、2019年12月期や20年3月期など)と来期(実績発表済みの翌々期、21年3月期など)の5月14日時点の業績集計を行った。最も多い3月期決算のうち発表が終わったのは、1538社(64%)で、時価総額でみると全体の75%となる。
金融を除く全産業(3304社ベース)の連結売上高は前期比1.7%増の692兆261億円、営業利益が同0.1%増の50兆1738億円、経常利益が同2.2%増の51兆4145億円、純利益が同0.5%減の34兆2163億円となった。
■今期の業績予想
営業利益の直近実績と今期予想を比較すると、大幅な増益が見込まれるのは海運業、精密機器、その他製品で、大幅な減益が見込まれるのは情報・通信業、鉱業・電気・ガス業となった。
■営業利益の直近実績と今期予想比較
増益率が大きい業種
減益率が大きい業種
また来期は売上高が今期予想比3.7%増の717兆4549億円、営業利益が6.7%増の53兆5592億円、経常利益が5.5%増の54兆2321億円、純利益が6.1%増の36兆3130億円となった。