日立建機(6305)は29日の取引時間終了後に2018年3月期の連結業績予想(国際会計基準)を上方修正した。純利益は従来予想を160億円引き上げて460億円(前期比5.7倍)とした。油圧ショベルをはじめとした建設機械の需要が世界的に拡大しているためで、売上高も9300億円(前期比23%増)と従来予想を400億円、営業利益は770億円(前期比2.7倍)と従来予想を220億円引き上げた。
同日発表した2017年4~12月期の連結決算は、売上高が前年同期比35%増の6839億円、営業利益が6倍の660億円だった。
決算や業績予想修正による株価インパクトを統計的に数値化したQUICKの「決算スコア」は上方修正をプラス5.91、決算をプラス8.04とポジティブに評価した。
日立建機株は29日夕の私設取引で大幅高。SBIジャパンネクスト証券が運営する私設取引システム(PTS)で、15時9分には同日の東証終値を265円(5.9%)上回る4750円で取引が成立した。