QUICKは上場企業の2期先までの業績予想を算出するツール「QUICK Forecast企業業績」を利用して、今期(実績発表済みの翌期、2019年12月期や2020年3月期など)と来期(実績発表済みの翌々期、20年12月期や21年3月期など)の10月15日時点の業績集計を行った。
金融を除く全産業(3293社ベース)の今期の連結売上高は前期比1.2%増の700兆6897億円、営業利益が同3.5%減の48兆3202億円、経常利益が同1.2%減の49兆6781億円、純利益が同3.5%減の32兆8808億円となった。
■今期の業績予想
営業損益について直近実績と今期予想を東証業種分類で比較すると、大幅な増益が見込まれるのは海運業、鉱業、パルプ・紙で、大幅な減益が見込まれるのは鉄鋼、石油・石炭製品、情報・通信業となった。前回リポートとの比較では、大幅な増益が見込まれる業種のトップ5に変動はなかった。また、大幅な減益が見込まれる業種のトップ5に順位の変動があり、機械が5位から4位、医薬品が4位から5位となった。
■営業損益の増加(改善)率が大きい業種
■営業損益の減少(悪化)率が大きい業種
また来期は売上高が今期予想比2.5%増の717兆9524億円、営業利益が7.8%増の52兆951億円、経常利益が6.2%増の52兆7754億円、純利益が7.2%増の35兆2431億円となった。
■来期の業績予想