QUICK Market Eyes=阿部哲太郎
4月27日にルネサスエレクトロニクスが開催した決算説明会の内容をSCRIPTS Asiaがテキスト化したデータをもとにテキストマイニングしたところ、『インフラ』『費用』『在庫』の出現頻度が高かった。説明会では20年1~3月期は、次世代通信規格(5G)やデータセンター向けの設備投資の恩恵でインフラ・IoT向けの半導体の販売が堅調だった。また、販売費用や製造原価などのコスト削減により想定より利益率が改善したとしている。
アナリストからは先行きの製品在庫に関する質問が目立った。会社側では新型コロナの影響が今後自動車向けなどで拡大し、顧客在庫が増加する可能性も想定。先行きが見通し困難なことから4~6月期の業績を非開示としたようだ。